川島・四つ葉~世界一旨いラーメンは埼玉にあり
今回は埼玉県の中央部、川島町へ足を延ばします。
輪行でとっとこ下り、出発点は川越の初雁橋。ここから入間川サイクリングロードを北上します。
前日までの予報では天気は怪しい感じだったのですが、いざ出てみれば気持ちよく晴れ渡る秋の日差し。
思ったよりも暖かく、ちょっと厚着してきてしまったので失敗しました。
見晴らしも良く、綺麗に整備された入間川サイクリングハイウェイをスイスイと下ります。
清々しくて気分は最高ですね。
落合橋をわたって川島町へエントリーします。
川島町は、北は荒川、南は入間川・越辺川と、四方を川に囲まれたまさに「川の島」という地域です。のっぺり平坦で、ある意味とても川の国・埼玉らしい町です。
ほどなくして本日のお目当てに到着します。
埼玉を代表するラーメンの名店、「中華そば 四つ葉」です。
電車のない川島町、車でもなければなかなか訪れる機会は得難い立地ですが、それでもいつも行列が絶えません。
この日は14時頃に到着。お昼のピークを過ぎても、まだ8名ほどの待ち行列がありました。
オーダーしたのは店の名を冠した定番メニュー、四つ葉そばです。
透明感のあるスープはマイルドなのにキリッとしたお醤油の風味が満点。淡麗かつコクがあり、ゴクゴク飲み始めたら止まりません。
麺や具もそれぞれ素材本来のおいしさをしっかり引き出し、一つ一つ粒立ちしているのに全体としてきちんとまとまっています。
我が国にあまたある、日本一うまいラーメンの一つであることは間違いありません。
日本一美味いということは、自動的に「世界一旨いラーメン」ということなのです。
遠くてなかなか機会がありませんが、また是非訪れたいですね。
さて、四つ葉を訪れたなら、すぐ近くにある金笛しょうゆパークも外せません。
操業200年になるという、老舗のお醤油屋さんです。
四つ葉のスープも、こちらの醤油を使っています。
小ぢんまりとしていますが、売店やレストラン、ちょっとした公園などを備えた「醤油のテーマパーク」になっています。
隣接した工場を見学できる「醤油の楽校」ツアーもあり、ちょろっと立ち寄って遊ぶのにもってこいの施設です。
ここんちのブランド「金笛醤油」は、たまたまスーパーで売っているのを見かけて買ってみたところ、うちのカミ様にお気に入りいただけたようで、以来我が家の醤油は金笛ブランド、ということになりました。
醤油ソフトをいただいて一休み。
醤油の味がするわけではありませんが、ふんわりとした香ばしさとやさしい甘味にほっこりします。
次に向かったのは川島町役場。
わりと最近新築なったらしく、展望台を備えたきれいな建物です。
休日なので展望台までは上がれませんでしたが。
何をしに来たのかというと、
最近、マンホールカード集めをスタートしたんですね。
マンホールカードのクエストは二段構えで、まずはカードをゲット、しかるのち実際のカラーマンホールの設置場所を探索することになります。
大抵はカードの配布場所のすぐ近くにあるのですが、ここ川島町では役場から結構離れたところに実物があるため、なかなか難易度は高めです。
さて、こんなことして遊んでいる場合ではありません。
今日は重要なもう一つのタスクがあり、とても忙しいのです。とっとと踵を返してスタート地点へと戻ります。
入間川サイクリングハイウェイの、今度は左岸側をスイスイ進みます。
そう、この日は川越まつりの日なんですね。
市内に入ると、もうどこの通りもお祭りモード一色、あちこちで見事な山車が引かれています。
おなかも空いてきたので、とりあえず自転車を止める場所を探して屋台でも物色してみましょうか。
日が暮れてくると、山車の明かりが鮮やかに灯り、盛り上がってきます。
しかし祭りのメインストリートに出ても、いつもはずらりと並ぶ屋台がほとんど見当たりません。
やはりコロナの影響か、いわゆるテキ屋系の屋台は軒並み自粛になっているようです。
大変な人出でにぎわってはいますが、やはり屋台がないとちょっと寂しい。。
川越祭りで一番盛り上がるのが、山車が向かい合わせになる曳っかわせ。
いつもはこの状態でワイのワイのと威勢の良いお囃子が声を上げるのですが、やはり自粛のためか、静かに「コンニチワ」するだけで素通り。
お祭り、やってくれただけでもありがたいことですが、はやくコロナやめてもらいたいですね。
屋台で粉もんでも食べたいな、と思ってたんですが、あきらめました。
駅前の飲み屋で疲れを癒します。
こういうとき、輪行で来ると本当に気楽でいいんですよね。
もりだくさんの休日でした。