自転車日記

自転車あそび、はじめました。

川島・四つ葉~世界一旨いラーメンは埼玉にあり

今回は埼玉県の中央部、川島町へ足を延ばします。

 

輪行でとっとこ下り、出発点は川越の初雁橋。ここから入間川サイクリングロードを北上します。

 

前日までの予報では天気は怪しい感じだったのですが、いざ出てみれば気持ちよく晴れ渡る秋の日差し。

思ったよりも暖かく、ちょっと厚着してきてしまったので失敗しました。

 

見晴らしも良く、綺麗に整備された入間川サイクリングハイウェイをスイスイと下ります。

清々しくて気分は最高ですね。

 

落合橋をわたって川島町へエントリーします。

 

川島町は、北は荒川、南は入間川・越辺川と、四方を川に囲まれたまさに「川の島」という地域です。のっぺり平坦で、ある意味とても川の国・埼玉らしい町です。

 

ほどなくして本日のお目当てに到着します。

埼玉を代表するラーメンの名店、「中華そば 四つ葉」です。

電車のない川島町、車でもなければなかなか訪れる機会は得難い立地ですが、それでもいつも行列が絶えません。

この日は14時頃に到着。お昼のピークを過ぎても、まだ8名ほどの待ち行列がありました。

 

オーダーしたのは店の名を冠した定番メニュー、四つ葉そばです。

 

透明感のあるスープはマイルドなのにキリッとしたお醤油の風味が満点。淡麗かつコクがあり、ゴクゴク飲み始めたら止まりません。

麺や具もそれぞれ素材本来のおいしさをしっかり引き出し、一つ一つ粒立ちしているのに全体としてきちんとまとまっています。

 

我が国にあまたある、日本一うまいラーメンの一つであることは間違いありません。

日本一美味いということは、自動的に「世界一旨いラーメン」ということなのです。

 

遠くてなかなか機会がありませんが、また是非訪れたいですね。

 

さて、四つ葉を訪れたなら、すぐ近くにある金笛しょうゆパークも外せません。

操業200年になるという、老舗のお醤油屋さんです。

四つ葉のスープも、こちらの醤油を使っています。

 

小ぢんまりとしていますが、売店やレストラン、ちょっとした公園などを備えた「醤油のテーマパーク」になっています。

隣接した工場を見学できる「醤油の楽校」ツアーもあり、ちょろっと立ち寄って遊ぶのにもってこいの施設です。

 

ここんちのブランド「金笛醤油」は、たまたまスーパーで売っているのを見かけて買ってみたところ、うちのカミ様にお気に入りいただけたようで、以来我が家の醤油は金笛ブランド、ということになりました。

 

醤油ソフトをいただいて一休み。

醤油の味がするわけではありませんが、ふんわりとした香ばしさとやさしい甘味にほっこりします。

 

次に向かったのは川島町役場。

わりと最近新築なったらしく、展望台を備えたきれいな建物です。

休日なので展望台までは上がれませんでしたが。

 

何をしに来たのかというと、

最近、マンホールカード集めをスタートしたんですね。

 

マンホールカードのクエストは二段構えで、まずはカードをゲット、しかるのち実際のカラーマンホールの設置場所を探索することになります。

大抵はカードの配布場所のすぐ近くにあるのですが、ここ川島町では役場から結構離れたところに実物があるため、なかなか難易度は高めです。

 

さて、こんなことして遊んでいる場合ではありません。

今日は重要なもう一つのタスクがあり、とても忙しいのです。とっとと踵を返してスタート地点へと戻ります。

 

 

入間川サイクリングハイウェイの、今度は左岸側をスイスイ進みます。

 

入間川を渡って川越市内に戻ると、おお、やってるやってる。

そう、この日は川越まつりの日なんですね。

市内に入ると、もうどこの通りもお祭りモード一色、あちこちで見事な山車が引かれています。

 

おなかも空いてきたので、とりあえず自転車を止める場所を探して屋台でも物色してみましょうか。

 

日が暮れてくると、山車の明かりが鮮やかに灯り、盛り上がってきます。

 

しかし祭りのメインストリートに出ても、いつもはずらりと並ぶ屋台がほとんど見当たりません。

やはりコロナの影響か、いわゆるテキ屋系の屋台は軒並み自粛になっているようです。

大変な人出でにぎわってはいますが、やはり屋台がないとちょっと寂しい。。

 

川越祭りで一番盛り上がるのが、山車が向かい合わせになる曳っかわせ。

本川越駅前のスクランブル交差点がその中心地です。

 

いつもはこの状態でワイのワイのと威勢の良いお囃子が声を上げるのですが、やはり自粛のためか、静かに「コンニチワ」するだけで素通り。

 

お祭り、やってくれただけでもありがたいことですが、はやくコロナやめてもらいたいですね。

 

屋台で粉もんでも食べたいな、と思ってたんですが、あきらめました。

駅前の飲み屋で疲れを癒します。

こういうとき、輪行で来ると本当に気楽でいいんですよね。

 

もりだくさんの休日でした。

 

 

深谷散策~消えた「ふっかちゃん」の謎

天気の良いGWの中日、深谷に遊びに出かけることにしました。

お目当ては「煮ぼうとう」、ご当地うどんの一種です。

 

さて、あいかわらずヘタレの私は自宅から直で現地に乗り入れようなどということは最初から考えていません。

スタートは東上線の終点、寄居駅から。

この町には鐘撞堂山という初心者ハイキングに手ごろな山があるので、ちょくちょく訪れたことがありますが、自転車で降りるのは初めてかもしれませんね。

ここからなら深谷駅までほぼ平坦路で約12km、余裕ですね。

 

 

寄居駅を発つと、すぐに深谷市に入ります。

県道62号、通称深谷寄居線をのんびり北上。微妙に下り坂らしく、軽くこいだだけでビュンビュンスピードが乗ります。

天気もいいし、気持ちいいですねぇ。

 

このへんのお宅は鯉のぼりもご立派なものです。

鯉のぼりと言えば加須市ジャンボ鯉のぼりが有名ですが、今年も見事な鯉のぼりを掲げたそうです。来年あたり、観に行ってみましょうかね。

 

さて、小一時間たらずで深谷駅に無事到着。

当地ご自慢の、レンガ造りを模したまるで宮殿のような駅舎。

関東の駅百選にも選ばれているとか。

 

東京駅舎のレンガもここ深谷産、ということでしたが、深谷駅はタイル貼りです。

東京駅のレンガは、さらに目地の部分に「蟇股」という職人技も凝らされているのですが、さすがにそこまで再現するのはお金がかかり過ぎるんでしょうね。

 

駅前広場は緑も多く綺麗に整備されており、とてもよい感じ。

大きな銅像は言わずと知れた当地の偉人、青淵先生こと渋沢栄一です。

 

駅前にはご当地ゆるキャラふっかちゃん

くるくる、のんびり回転しています。

 

さて、深谷駅に到着したのはちょうどお昼の12:30頃。お腹も空いてきましたので、目的地の煮ぼうとう屋さんへ急ぎましょう。

 

中通りがかった深谷市役所。つい最近新築なったばかりのピカピカです。

大きなピロティを構えたモダニズムなたたずまいですが、外壁を温かみのあるレンガタイルで覆うことでとても親しみのある外観になっています。

アーチのかかったくぐり壁は、レンガ窯のイメージでしょうか。

 

駅からほんの10分ほどでお目当てのお食事処、「虎ひげ」に到着します。

 

このお店はどちらかと言うと洋食メインで、特にハンバーグや牛カツなどの肉料理が評判とのことです。人気の店とあって店内はすでに満席、さらに3組ほどが順番待ちという状態でした。

 

職人気質の親父さんが一皿一皿、丁寧に調理しているらしく、席に着くまで30分、オーダーしてから料理が出るまで40分とえらい待たされ、そろそろ空腹で限界だぁ…となったところでようやく料理が出されました。

 

深谷名物、煮ぼうとうです。

 

モッチモチの平打ち麺は食べ応えばっちり、たっぷり野菜の滋養に優しい醤油味のおつゆがなんだか懐かしく、ほっとする味わい。

 

うむ。

遠路はるばる食べに来た甲斐があったぞ~!

 

さて、本日の最大のミッションをクリアしましたが、ちょっとお昼に予想外の時間を取られてしまいましたので、すぐに次のポイントへ向かいます。

 

深谷と言えば、やはり間もなく諭吉先生に代わって一万円札の顔になる渋沢栄一の事績を訪ねないわけにはまいりません。

 

目的地は市北部にある「渋沢栄一記念館」なのですが、通り道にある栄一の学問の師ともいわれる尾高惇忠の生家を見学します。

ぱっと見た感じ、今でも農家にはわりと普通にありそうな古民家といったたたずまい。

 

奥にある書は、惇忠先生ご本人の手になるものです。

幕末の激動の中、この屋敷で洋館焼き討ちの謀議もおこなわれていたとのこと。

当時の若者たちの血潮がほとばしるような青春の現場も、今は静かにゆったり、涼しげなたたずまいを残すばかりです。

 

そしてチェックポイントの渋沢栄一記念館に到着。

公民館と併用の施設のようですが、さすがは「日本資本主義の父」と呼ばれる偉人の施設ですから、まるでギリシャ神殿のような重厚な構えです。

 

栄一は明治期の官僚・実業家ですが、経済を運営するにあたり、個人の利を追求するばかりでなく、国全体を豊かにするためにはどうすべきかを訴えた人物です。ビジネスに論語をベースにした道徳の精神を持ち込んだとされていますが、やや後年のマクロ経済学の先駆けともいえるでしょう。さらには現代のSDGsにも通じるものと言えます。

先達が英語のeconomyに「(世をおさめ、民をすくう)」の文字を当てたのはまさに慧眼でしたが、それを実業において実践したのが栄一でした。

彼の「道徳経済合一説」は、決して過去のものではなく、単なる良いお話で済まされるものでもなく、非常に普遍的かつ合理的な経済思想であるといえます。

むしろまさに今こそ、その理念が問い直されるべきでしょう。

 

いやあ、我が国には世界に誇るべきこんなすごい人物がいたものです。しかも我が埼玉の深谷に!

 

講堂には栄一先生の等身大アンドロイドが設置され、ご本人の肉声で講義も受けられるという触れ込みでしたが、この日は開催していませんでした。聴いてみたかったな。

 

アンドロイドは元気に稼働中で愛嬌を振りまいています。

たかが人形だろ、と思っていたら恐ろしく生々しいつくりで、目があうとドキッとします。

小柄で見るからに優しそうなおじいさんなんですね。

 

公民館の裏の青淵公園は、とても美しく整備された素敵な公園です。

 

時節柄、日の丸の横にはウクライナ国旗が。

 

 

さらに進んで、渋沢先生の生家「中の家(なかんち)」に到着します。

 

なんと、母屋は運悪く耐震工事中で見学不可…
ここにも渋沢先生のマネキンがお出迎えしてくれるはずだったんですがね。

 

工事を請け負うのは、当然ながら渋沢チルドレンの一角、清水建設です。

これはヘタな仕事はできませんぞ!

 

今この瞬間、世界で一番しあわせなのは間違いなくキミだ。

 

土蔵などを見学した後、裏手に回ると一族の追悼碑が並べられていました。

こちらは、幕末三大イケメンとも名高い尾高(渋沢)平九郎君の碑です。

 

さて、たっぷり深谷を満喫しましたので、そろそろ帰るとしましょうか。

来た道を深谷駅に向かってすいすいと戻ります。

 

深谷と言えば当然ネギなのですが、旬ではなかったようでほとんどの畑は刈り取られていました。

わずかに残ったネギが花をつけていました。

 

 

駅に戻るとちょうど17時。渋沢先生が日米友好の青い目の人形を愛でる姿が。

 

。。。ん?ちょっと待て。

ここは昼に来た時、ふっかちゃんがいたはず。

 

もと来たところに帰ってきたはずが、なんだかパラレルワールドに迷い込んだような眩暈を感じます。

 

なあんだ、二階建てだったのか。。。

意外と手の込んだからくりでした。

 

日が落ちる前に帰らねば、とペダルを漕ぐ足にも力が入り、なんとか明るいうちにスタート地点の寄居駅へ帰着。

 

天気も良くて、うどんも美味しくいろいろ勉強になって楽しいサイクリングでしたね。

 

 ■本日の走行記録
・走行距離   38.79km
・走行時間   2時間04分
・最高速度   35.7km/h
・平均速度   18.7km/h
・累積走行距離 9516.7km

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 



 

 

 

 

 

 

GWサイクリング企画~霞ヶ浦一周ツーリング! その1

令和に御世代わりをしました今年のゴールデンウィークは、10連休となります。
めったにあることではありませんので、この機会を活かしてちょっとでっかいことをやってみたいと思うのは人の常であります。

 

というわけで、今年のGW企画は霞ヶ浦を一周してみよう」に決定いたしました。

 

霞ヶ浦は、私の家からですと約80kmほど先にあります。湖一周で約100km。トータルで往復260kmになるわけですから、私の体力と生活態度ではとても日帰りでこなせるものではありません。

こうして、私の自転車遊び暦においてはじめての、お泊まりサイクリングプランが始動することに相成ったわけであります。

 

こうなるとそれなりの装備、荷物が必要になるわけですが、私の愛機sono1にはキャリアもついていませんので、背負って運べる荷物には限界があります。


そこで、キャリアを取り付けることにしました。

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キャリアに積んでいるのは寝袋と最低限の着替えです。

このキャリア、本来はシートステイに支柱をたてて支えることで、耐荷重50kgを謳っているのですが、今回は訳あってシートステイは未装着のまま、シートポスト一本留めで運用してみることにしました。
安物の中国製のキャリアですが、壊れずに無事帰ってくることができるでしょうか。。

 

プランの方も練り直し、まずは土浦まで行ってそこで一泊、翌日から霞ヶ浦一周にチャレンジするという緩い計画としました。
帰りは。。まあ、体力が持たないと思いますのでもう一泊して帰りましょうかね。

土浦の宿はまともなホテルがもう予約で一杯だったため、野宿とは言わないまでも、スーパー銭湯の仮眠所かなにかで何とかする方向(ようするに行き当たりばったり)に。

 

ま、なんとかなるでしょう。

 

 

さて、GW前半は天気もいまいちでしたが、回復するのを待って5月2日にいよいよ出発します。初日はとりあえず土浦まで行けばいいだけですから気楽なものです。
とはいえ自宅からは80km、なかなかの距離です。一泊するとはいえ、移動だけで体力を消耗してしまうと肝心の霞ヶ浦一周に支障を来しかねません。

あくまで自分に優しく、無理をしない私は半分ほど輪行でショートカットすることにしました。

 

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キャリアを装着していますので、今回の輪行スタイルはこんな感じ。

キャリアはシートポスト一本留めにしているので、バッグをくくりつけたまま、ワンタッチで脱着ができるというからくりです。

 

電車でコトコト揺られたのち、出発点は武蔵野線三郷駅から。
ここからほぼ国道6号線水戸街道をひたすら北上する旅になります。

 

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かの「翔んで埼玉」において、我が埼玉軍と千葉軍の決戦の地となった、流山橋古戦場跡に至ります。胸アツですね。

 

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柏駅に来たところで、案内標識に「土浦37km」の表示が見えました。
その程度の距離なら楽勝でしょう!

 

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我孫子のあたりで突然視界が開け、田園地帯が広がります。ここから先はどんどんド田舎度を増していくに違いありません。

 

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取手に到着したところでお茶の時間になりましたので、駅ビルに寄って小休止。

このくらいの微妙な規模の駅にはぺディストリアンデッキがよくかかっているのですが、そのせいで駅前のロータリーは薄暗くなってしまい、高いビルに囲まれていることもあって駅前の雰囲気はいまひとつ冴えない感じです。
駅前の賑わいをいかに創出するかというのは難しいものですね。


補給を済ませてさらに進みます。

 

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眼前に現れたのは、牛久沼です。牛久という名前ですが、領域はすべて龍ケ崎市の方に含まれるという変わった沼です。
沢山の太公望たちが釣りを楽しんでいました。

 

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牛久駅に到着。やはり、ぺディストリアンデッキですね。流行っているのでしょうか。
駅前のビルだけ異常に大きくて、それ以外には何もなく人の往来も少ない寂しい雰囲気です。連休中だからでしょうか。

 

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霞ヶ浦に注ぎ込む小川を渡ります。日もだいぶ傾いてきました。カエルの鳴き声がゲーコ、ゲーコとあたりに響き渡ります。夕日に照らされる田舎の風景って、なんだか懐かしい気持ちになりますね。子供のころ、夏の愛媛で見た光景と重なるのでしょうか。

 

ついに土浦市に突入。

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土浦駅近くにある亀城公園(土浦城跡)では、お堀に小さな鯉のぼりが沢山かけてありました。

 

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本日のゴール、土浦駅に到着ーく!
走行距離はおよそ50km程、13:30頃からの出発で到着は18:00ちょうどでしたので、移動時間は4時間半といったところですね。日が沈む前に到着できてよかったです。

 

体力はともかく、お尻が痛くなってくるのが心配だったのですが、なんとかダメージも最小限に抑えられたようです。これなら明日の霞ヶ浦一周もなんとかなるでしょう。

 

 

さて、土浦駅ビルをはじめ、駅前広場は再開発でずいぶん真新しく綺麗に整備されているようです。
駅ビルをちょっと散策してみましょう。

 

土浦市は、「自転車の街」としてサイクリストの観光客を呼び込もうと、それはあちこちに自転車押しの企画が目白押しです。

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駅ビル「プレイアトレ」も、自転車乗りが喜びそうないろんな設備・サービスを揃え、まもなく全面オープンを控えます。

 

地下に駐輪場があるのでちょっと見てみたら、

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うおーッ!すごい綺麗!

 

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駐輪場の横にはバイクラックにクロスバイクが大量にかけられています。
全部、レンタサイクルです。これは本格的だ!

 

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用意されているのは、ジャイアント、ビアンキなど有名メーカーの自転車ばかり。この自転車なら、手ぶらできて霞ヶ浦一周遊びをするのも楽しそうですね。

 

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だれでも自由に使える(有料)シャワースペースまで完備。もう至れり尽くせり。

 土浦市ホンキを感じますね。

 

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改札前にあるのはオシャレなカフェスペース、「STATION LOBBY」です。床に引かれている青いラインは、なんと自転車を押して店内に入れますよ!のサイン。
どこまで自転車押しなんだ・・!?
でも、看板でラインを塞いではいけません。

 

お夕飯には、せっかくですのでご当地のラーメンを賞味したいと思いまして、駅近くにある「らーめん大葉」に行ってみました。

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千葉発祥の竹岡式というラーメンのお店らしいのですが、よくわからないのでニンニク入り味噌ラーメンを頼みました。

さすが、濃厚なスープにニンニクがガツン、とくるパワー満点の食べ応え。旅の疲れも癒されようというものです。

おいしゅうございました。

 

さて、たっぷり遊びましたので、明日に備えしっかり休息をとらなくてはなりません。

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目をつけていたスーパー銭湯土浦市外からちょっと離れていたため、今夜はマンガ喫茶で夜を明かすことにします。
マン喫で泊まるのははじめてなんですが、意外と快適で悪くはないなと思いました。
生来の貧乏性ゆえでしょうか、狭くて汚いところに縮こまるのって嫌いじゃないんですよね。

 

そんなわけで、霞ヶ浦一周ネタのつもりだったのですが、現地に着くまでで随分長くなってしまったので続きといたします。

GWメンテまつり!~ハブのグリスアップに挑戦

sono1購入より3年半が経過し、走行距離も7000kmを超えましたので、以前から気になっていたメンテに着手したいと思います。

 

ズバリ、ハブのグリスアップです。

 

いろいろと道具を揃えないといけないのと、何しろ自転車の根幹部品の分解を伴う作業ですので、そろそろやらなきゃな、と思いつつもいまひとつ二の足を踏んでいたのですが、GWの十連休でヒマ時間ができましたので、ここは一念発起、チャレンジしてみようと思ったわけです。

さて、リビングに養生シートを広げ、外したホイールと道具類を並べて準備します。

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メンテ作業はきちんと整理された作業スペースが必須ですからね。


さてまずは前輪ホイールから。


車軸を外してみますと、おお、ベアリングボールが見える見える。

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どうもグリースはかなり切れ掛かっているようですね。これはけっこうヤバい状態だったのかもしれません。

 

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外したボールはアルミ皿の上へ。小さくてコロコロ転がっていってしまうので、失くさないように注意します。

 

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ボールは茶漉しに入れて食器用洗剤でシャカシャカ洗います。

 

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おおっ。。。まるで真珠のような美しい輝きが戻ってきました。これは愛おしい。。。ッ!
せっかく洗ったボールが錆びてしまっては困りますので、よく水気を切って乾かしたあと、556を軽くまぶしてなじませておきます。


車輪側の玉受けは、556をぶっ掛けて歯ブラシでゴシゴシします。普通はパーツクリーナーでブシャーするんでしょうが、そんな上等なものは持ち合わせておりません。

 

さて車軸側の玉押さえですが、

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なんということでしょう、、見事に削れていわゆる「虫食い」が発生してしまっておりました。
やはりグリス切れでダメージを受けていたんですね。もっと早くに手入れをしてあげるべきでした。
ここまでくるともう手遅れレベルなんですが、替えのパーツなんて持っていませんし、何しろ650cホイール自体、もう市場から消滅してしまったレアものと化してしまっておりますので、しかたなくこのまま使い続けることとします。
うーん、650cホイールどっかで作ってくれませんかねぇ。。

 

さて、気を取り直してその他のスモールパーツ類も綺麗に洗浄します。

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なんだか生まれかわってスッキリした感じですね。

 

清掃が終わりましたので、ベアリングボールをハブに戻してしっかりグリスを注入します。

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グリス切れで可哀想なことをしてしまいましたので、これでもかとたっぷり盛ってあげます。

 

シャフトをハブに装着しなおして、前輪の作業完了。

夕方頃から作業を始めましたが、すっかり時間がかかってしまい、もう外は真っ暗になってしまいました。

カミさんが晩飯の食材を買って家に帰宅しますと、リビングに広げられた小汚い器具類に絶句します。
あきれ果てたカミさんの了承をどうにか得て、作業を続けさせていただくことができました。

 

さて作業は後輪へ移ります。

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何年か前に購入したスプロケットリムーバーロックリングリムーバー、ようやく陽の目を浴びることができました。

 

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えらく固く締まっていましたが、フンッと一発、気合いで外しました。

 

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リアハブのほうはまだ多少はグリスも残っているようですね。

 

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ボールもおなじく綺麗に洗浄して556をまぶしておきます。前輪のボールより若干大きいもよう。

 

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玉押さえのほうも、こちらはさほどダメージを受けていないようで安心しました。やはりグリースが切れるとダメみたいですね。

 

スプロケットは全部分解して綺麗に洗いたかったのですが、sono1に付属していたスプロケットはどうやら分解できないタイプのようです。

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しょうがないのでそのまま洗剤に突っ込んでゴシゴシ洗いました。

 

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綺麗に洗い終わったパーツたち。やはり金属パーツはピカピカに光ってないといけませんね。

 

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玉受けのほうも556を使って洗浄します。

 

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なんとかスッキリ、綺麗になったようです。556をしっかり拭きとってしばらく乾かします。


ハブのグリスアップはこれで完了。カミさんの冷たい視線を背中に受けながら、すっかり夜中までかかってしまいました。
玉押さえの調整は若干試行錯誤しましたが、なんとかこんなもんかな、というところで手を打ちました。

 

さて、さっそくホイールを車体に取り付けて、夜の町を試走してみましたところ、なんとなくですが、転がりがヌルヌルしてスムースになったような気がします。

 

なにより、心配だったハブのダメージの進行を食い止めることができましたので、また当分は安心して乗れそうですね。

 

2018お花見サイクリング その2~さくら堤公園

世間様は日中の気温が夏日を記録しようかという、もうすっかり初夏の雰囲気になってきましたが、私の中ではまだまだ春は終わっていないんです。


去年も訪れた、吉身町のさくら堤公園に足を伸ばしてみましょう。


4月1日なんですが、この日は陽射しも強く自転車で走っているとじっとりと汗ばんできます。

この季節は昼間と夜の寒暖差がが激しいので、服装選びもなかなか難しいものですね。

距離にして約25km、2時間ばかり走ったところで現地に到着しました。

 

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わぁぁ。。。

去年来た時はほぼ花の時期を過ぎてしまっていましたが、今回はバッチリ満開です。

 

 

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約2kmにもわたる堤防状の遊歩道が、美しい桜並木に彩られています。

 

 

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駅からもかなり離れた不便なエリアにあるお陰で、盛りの時期といえど道を歩く人はさほど多くなく、しっとり静かな雰囲気で桜を楽しむことができます。

 

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土手には菜の花も咲き誇ってかぐわしい香りを振りまいています。

 

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桜並木は各所にあれど、ここの桜はとても気に入りました。
また来年も来たいですね。

 

 ■本日の走行記録
・走行距離   38.79km
・走行時間   1時間40分
・最高速度   40.3km/h
・平均速度   23.1km/h
・累積走行距離 6091.5km

 

2018お花見サイクリング!~圧倒的すぎる熊谷桜堤、熊玉うどんで舌鼓

今年は3月下旬からかなり暖かかくなったお陰で、花の季節も早めに訪れ、そしてあっという間に去ってしまいましたね。

遅ればせですが、今年もお花見サイクリングに行ってまいりましたので、記録に残しておきましょう。


今年のターゲットは、熊谷駅付近の荒川土手にある、熊谷桜堤です。
全長2kmにも亘って桜と菜の花の饗宴が見れるという、関東屈指のお花見スポットです。今回は土日にちょっと用事がありましたため、3月29日の木曜日にわざわざお休みをとって出かけてまいりました。


出発はいつもどおり東松山駅からです。ここから荒川へ向かって一直線!というところですが、その前にどうしても見ておきたいところがあるので、まずは東松山駅から数キロほど西に向かいます。

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あ、見えてきた。

 

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吉見町最大の観光スポットにして、隠れたお花見エリアでもある吉見百穴です。
去年ここを訪れたときはすでに花の盛りは過ぎてしまったいたのですが。

 

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今回は見事な花が満開!これはいいときに来ました。

桜の下では地元の小学生たちが遠足で訪れ、おいしそうなお弁当をほおばっています。
ああッ、なんて楽しそうなんだろう。。。いいなぁ。

 

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市野川沿いに北を目指します。ここにも美しい染井吉野が咲き誇っています。
うーん、去年来たときのちょっとさびしげな雰囲気とはまるで違うぞ!

 

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まさに満開、フルパワーの染井吉野です。この日はお天気もよくて最高の気分ですね。

 

さあ、先を急ぎましょう。

さらに12kmほど北上し、熊谷市に至る荒川大橋を渡ります。

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彼方にお目当ての桜堤が見えてまいりました。早く近くで見たくてペダルを踏む足にもつい力が入ります。

さて、荒川北側の土手についてみますと。

 

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うわぁぁぁぁっ!!!


土手の下に植えられた桜がちょうど目線の高さに迫ってきており、さらにそれがはるか遠方までずっと続いています。まるで真っ白な大波が打ち寄せるような大迫力。

こ、これはすごい。休みを取ってでも観にくる価値は大アリです。

 

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平日だというのに大人も子供も随分とたくさんの人が来てこの春の大宴会を楽しんでいます。
平日でこれなら、一体休日だとどれほどの混雑になってしまうことやら。。。

 

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菜の花の中に分け入って見上げると、もうこのお花の海の中でおぼれてしまいそうな錯覚が。

 

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土手の下にも下りてみましょう。


道路では沢山の露店が出てまさに桜祭りもたけなわといった賑わい。

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ええっと。。みなさん、平日ですよ~!?

 

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桜の下ではシートを敷いてお酒をのむなり、おしゃべりするなり、お昼寝するなり、それぞれにこの素晴らしい桜を満喫しています。いやぁ、贅沢なものですよ。

この日は陽射しも暖かく風もほとんど吹いていないまさに絶好のお花見日和です。平日なのでスペースも十分にあり、ゆったりくつろげます。

 

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桜には香りはありませんが、そのぶん菜の花がムッとするほどの甘い香りを漂わせています。

あまりに綺麗なので、土手の上をゆっくり往復してしまいました。

 

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この素晴らしい景色も、あとせいぜい2,3日が見ごろなんでしょうねぇ。
いいタイミングで来れてよかったです。

 

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この緩い傾斜が昼寝には最高です。仰向けになれば桜のカーテンが優しく包んでくれるという按配ですね。私もちょっと横になってみたかったのですが、この後にも予定が詰まっておりますゆえ、涙を呑んで先に進むことといたしました。

 


さて、桜堤を堪能した後はさらにお楽しみが待っています。

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熊玉うどんですね。熊谷に来たらコレは外せません。
今回も迷った末、具だくさん肉汁うどんをオーダー。

ほどよいコシと太さのツルッツルの麺がスルリと胃袋に吸い込まれていく喉ごしの良さはやはり絶品。自作の七味で香りを加えたあとは、サービスの朝採れタマゴで〆ます。

やっぱうめぇなコレ。。。


楽しいお花見サイクリングでしたが、この日は夕方からうちのお神さんと一緒に夜桜見物をしに行く約束ですので、名残惜しいですがちょっと早めに帰路につくことにします。

 

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綺麗だったなぁ。。また来年、最高の日を選んで観に来たいですね。

 

 

帰り道の途中、ひっそりとした桜並木の美しい小路がありましたのでパチリ。

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ほんのわずかな期間の春ですが、あちこち見なければならないものがありすぎて本当に悩ましい季節でもあるのです。

 

 

 ■本日の走行記録
・走行距離   32.79km
・走行時間   1時間52分
・最高速度   49.5km/h
・平均速度   17.5km/h
・累積走行距離 5995.4km

 

 

異音の原因が判明~チェーン交換の効果、思ったよりいい感じ

チェーンを交換して試しに近所をぐるりとめぐってみましたところ、やはりどうもリア付近からの異音が気になります。
大きな音ではありませんが、ジリジリと何かがこすれるような音がしています。

うーむ、これはKMCチェーンの仕様なのだろうか。。。

 

ペダリングもなんとなく重い。いや、やはりこれはおかしいでしょう、ということで再度点検してみました。

 

音の発生源をつぶさに調べてみますと、どうやらリアディレイラーのガイドプーリー付近から発しているらしきことがわかりました。

 

アーム部分を裏から眺めてみますと、

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おや、何かが当たっている。これか!


なんのことはない、チェーンの通し方を間違っていたんですね。

恐らくチェーンのテンションが下がったときの外れ防止用でしょう、アームの部分には小さな板が付けられており、正しくはその板の下にチェーンを通さなくてはならなかったわけですね。

 

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なんともお恥ずかしい、初歩中の初歩のミスでありました。
しかし早めに気づいてよかったですね。

 

さっそくチェーンを付け直します。こういうとき、ミッシングリンクはとても便利で助かりますね。工具もなしにサッと外してまたすぐ付け直すことができます。

 

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はい、これが正しい状態。

間違った状態でしばらく動かしてしまったため、板の部分には少しキズがついてしまいましたが、これもまあ授業料ということで仕方ないでしょう。


さて、異音の謎は解けましたのであらためてNEWチェーンの乗り味とやらを試してみましたところ、


おおッッ!!

 

変速がとても滑らかになりました。フロント変速は調整し直したおかげもありますが、アウターからインナーに落とすときはもちろん、シフトアップするときもほとんど音なく、スルリと変速できるようになりました。
フロントの変速は上手く操作するのに苦労していましたが、これでかなりの性能アップ、フロント変速もコレまで以上に積極的に使えそうです!

 

さらにリア変速に至っては。

カチリ、とレバーを動かしても後輪からなんの音も振動も来ません。
えっ、いま変速したの!?というくらい滑らかで静かに変速するようになりました。

おおっ、チェーンを替えるだけでこんなに変速が良くなるなんて!

 

これは特に期待はしていなかっただけに、うれしい効果ですね。
見た目も希望どおりピカピカになりましたし、錆も注油さえ怠らなければ当分は心配ないでしょう。

 

結論。

チェーン交換、やってよかったー!!