クローザープラス、その実力とは
それではニュータイヤ、クローザープラスを装着してみましょう。
苦労して手に入れたリムテープです。ほら、ちゃんとゴムで束ねてある。これが正解。
リムテープの交換はママチャリでやったことがあるので特に問題はありませんね。
元からついていた16mm幅に対し、今回は15mm幅だったので合うかどうかちょっと心配でしたが、
バッチリですね。
うーん、輝くMADE IN JAPANの文字が眩しいですぞ!
前後輪タイヤの装着も難なく終了。
ワイヤービードでゴツくて固いKENDA K-193と比べて、クローザープラスはものすごくしなやかで、リムに嵌めるのも随分楽でした。
25cのKENDAに比べて、タイヤ幅も随分細くなりました。
まあ、見た目はたいして代わり映えはありませんけど、ちょっといいタイヤ履いたぞう!っていう満足感に満たされますね。
ちなみにKENDA K-193の重量は450gありました。けっこう重いほうですね。
対してクローザープラスはちょうど200g。
前後輪あわせて500gもの軽量化に成功しました。
購入直後に測ったsono1の重量は10.3kgでしたから、夢の9kg台に突入ですね。やったぁ!
さて、クローザープラスの性能とやらを試してみましょう。
近所を軽く流してみましたところ。
ん?思ったほど違いを感じないな。。。
たしかに漕ぎ出しもスッと出やすいような気もしますが、なんだか期待したほどではありません。前後1万円もかけたカスタマイズでこの程度なのか!?とちょっとがっかり。
うーん。もっとうわぁっ!ってなるくらい性能アップすると思ってたんだけどなぁ。。
・・・これが近所の数百メートルをゆっくり走ったときの最初の印象でした。
しかし、いざサイクリングに出発し、本気モードでしっかり漕いでみると、
うわぁッ!
クローザープラスに交換してもっとも違いを感じるのは、最高速までの加速力、そして高速度の維持が圧倒的に楽になったことです。
ゆっくり走ってるだけじゃほとんど違いは感じなかったんですけどね。
風なしの平地舗装路ですと、私が普通に出す速度はだいたい23~26km/hぐらいだったのですが、新しいタイヤにしてからは同じ感覚で漕いでもおよそ2~3km/hくらいはスピードアップしています。
そして、27~30km/hくらいの高速度域に入ってからは、軽~くペダルを回しているだけで、ずっとその速度を維持できます。
あくせく漕がなくても減速を感じることがなく、むしろ前へ前へと押し出されるくらいの推進力です。
ちょっとその気になって踏めば、スッと40km/hくらいまでスピードが出てしまいます。
なんてラクなんだ!すごい!
平地で自力で40km/hなんて出したことはありませんでしたが、軽々と限界突破してしまいました。
これがちゃんとしたタイヤを履かせた効果というものなんですね。納得しました。1万円出した甲斐はありましたね。
タイヤを細くしたので、乗り心地が悪くなるのが少し心配だったのですが、それも杞憂でした。
路面からの振動はもちろん伝わりますが、同じ振動でもいくぶんかマイルドになった感じがします。
そして、舗装状態のいいきれいな道を走ると、もうツルツルの板の上をスーッとすべるかのごとき滑らかさで進みます。これも驚きですね。
乗り心地はむしろ良くなったといっていいでしょう。
ハンドルの挙動は少し敏感になったような気がしましたが、すぐに慣れました。
世の中にはもっと高価なすごいタイヤもあるようですが、エントリーグレードのクローザーでもこれほどの性能アップが楽しめるというのは凄いですね。
サイクリングに出かけるのがますます楽しみになってきました。
これはいいぞ!