タイヤが歪んだ!?~KENDA君、4700kmにてあえなくリタイヤ
週末に楽しいサイクリング予定を控えた金曜の夜、ふと自転車を見やると、そのタイヤに異変が起こっているのに気がつきました。
これは何が起こった!?と気になったので、翌朝少し早起きしてタイヤチェックをしてみましたところ。
こんなふうになっていました。
明らかにタイヤの一部がボッコェ!と膨らんで歪んでいます。
前から見るとさらに異常は鮮明に。
パンクしたのか?それとも内部でチューブが歪んでバーストの前兆か!?とあれこれ考えてみましたが、特に異物などが刺さった形跡もなく、膨らんだサイドにはやや擦った跡はありますが、内部に損傷を与えるほどではありません。
一旦空気を抜いてもう一度入れなおしてみましたが、同じように歪んで膨らむのみです。
この状態で走れるのだろうか、とちょっと近所を廻ってみましたが、やはり膨らんだ部分が地面に当たるたびにコツコツと振動が来ます。
振動くらいなら別にどうってことはないですが、土曜日も日曜日もたっぷりサイクリングを楽しむ予定なので、こんないつ破裂するかわからないようなタイヤの状態で表に出るわけにはいけません。
ともかく、タイヤを外して調べてみましょう。
タイヤの問題なら交換すれば済む話ですが、万一ホイールのほうに故障があるようですとかなり面倒なことになります。
さてタイヤを外して、まずはチューブの確認。
該当箇所に印をつけてチェックしてみましたが、これといって特に異常は見当たりません。
ホイールもチェックしましたが、振れや歪みは見当たりません。リムテープのニップル穴部分がだいぶへこんでしまっていますね。
外したタイヤをチェック。やはりタイヤ自体が歪んでいるようです。
そこで裏返して確認してみますと、
ははぁん、なるほどね。
タイヤの形状を維持するために重要なケーシング(繊維)がこすれて剥けて、いくたりかは破断してしまっているようです。
タイヤが歪んでしまった原因はコレですね。
ネットで調べてみたところ、同様の事象がいくつか散見されます。
あまり品質のよくないタイヤの場合、このような状態になってしまうことがしばしばあるようですね。
タイヤは購入時についていたKENDA K-193そのままです。あまりいい噂を聞くことはない安物のタイヤではありますが、ここにくるまで約2年間、4,700kmあまりを走ってきたわけですから、まあ寿命とみなしてもいいでしょうね。
5,000kmくらいまでは行けるかな、と思って年末あたりにタイヤ交換を予定していたのですが、予想よりは少しはやくそのときが訪れたようです。
ともあれ、原因の究明が完了しましたので、リカバリ作業にうつります。
夕方からは楽しい花火大会サイクリングの予定ですので、あまりモタモタはしていられません。
異常があったのは前輪タイヤのみでしたが、この際ですから前後輪とも一気にリニューアルしちゃえ!という気分が高まってきました。
リムテープもだいぶくたびれているようでしたので、もうリムテープからチューブからタイヤまで、足回りは全部とっかえしてしまうことにします。
既存のリムテープもはがしてしまいましょう。
はがしてみると、リムとの間に水滴が残っていました。
そういえば先日のサイクリングの際、道路に5センチほど溜まった水溜りの中を突っ込んで進むことを余儀なくされたことがあります。
スポーク穴などから水が入ってしまったんでしょうね。一旦入るとなかなか蒸発せずに残ったままになるようです。
この日は丁度いい感じの曇りでしたので、テープを剥いて裸になったホイールはしばらく陰干ししておきます。
リムテープはこのとおり、スポーク穴の部分がボコっとへこんでしまい、もう十分替え時に至っているようです。まあ、丁度良かったですね。
テープの幅も測ってみたところ、16mmでした。
前後輪の分解が終わりましたので、ここで前輪ホイールの重量も測ってみましたところ、840gでした。
決して軽量な部類ではありませんが、意外とまあまあの軽さですね。
今後ホイール交換をするとなった場合の参考になるでしょう。
こうして無事、前後輪の分解が終わりました。
早速タイヤの交換作業に入りましょう!
というわけでつづく。