初ヒルクライムに挑戦!~サイクルフェスタに向けて
我が埼玉県は、自転車スポーツに力を入れており、各所でしょっちゅうイベントを行っていたりします。
その一つが、毎年4月初旬に開催される「ときがわ町サイクルフェスタ」です。
基本的にヒルクライムのイベントですが、レベルが上級~中級~初級に分けられており、幅広い層が参加できるように工夫されているようです(さらにファミリー向けのポタリングコースもあり)。
私はこれまで平地を中心にいろいろ走ってきて、そろそろ自分もレベルアップの時期かな、と思ってこのイベントにエントリーを考えておりました。
しかし調べてみますと、初級コースとはいえ獲得標高600m、ようは高尾山に自転車で登れますか?と考えれば話が早い。さすがにぶっつけ本番で初めてのヒルクライムに挑戦するというのも無謀すぎますので、まずは公開されている初級コースを一人で走ってみよう、ということにしました。
そもそも、歩きのハイキングは趣味で時々やっていましたが、自転車で山に登ろうなんてあまり興味はなかったんですけどねぇ…だんだん刺激が欲しくなるようです。
さて、まずは現地に向かいます。
「サイクルフェスタ」のスタート地点は都幾川沿いの「川の広場」というところ。最寄駅は明覚駅です。
でも八高線は本数が少ないうえ、輪行でバタバタと乗り換えするのは面倒なので、東上線の武蔵嵐山駅で降りることにしました。武蔵嵐山からスタート地点までは6kmほどですから、電車乗り換えで行くより若干早くつけそうです。
もうすっかり輪行も慣れっこになりました。立っているのは私ではありません。
駅を降りて、川の広場方面に向かいますが、別にコースを完全になぞる必要もないので、ちょっと手前にある、セブンイレブンときがわ町玉川店をスタート地点にします。
ここで飲み物やお弁当を仕入れてさあ出発!
・・・とここで、既に両足に筋肉痛らしきものが発症していることに気がつきました。昨日も少しサイクリングしたのですが、まさかもうガタがきているとは。。。この先大変なはずなんですけど、大丈夫でしょうか!?
ともあれ、サイクルフェスタの「初級者コース」にしたがって進みます。
しばらくはのどかな住宅地を通る道で、これといった登りはなかったのですが。
この日影神社を過ぎたところから、いきなり山登りが始まります。
うっ!き、きつい....ッッ!!
登り始めてほんの数分でもう息があがり、足が重くなってこれ以上漕げない!と悲鳴をあげてしまいました。
もともと自信があったわけではありませんが、こんなに早くギブアップするとは。。まだ先は長いんですが。
しょうがないので、きついところは自転車を押して進み、緩いところだけ乗って進む、と自分に優しいスタイルに切り替えました。
しばらくゼイゼイ進んだのち、ようやく山の頂らしきところに到達。少し下りがあって助かったのですが、山の中腹を縫うように走る道は、すぐにまた登りがやってきます。
ふと見やると、ときがわ町方面でしょうか。なかなかの見晴らしです。なんだかんだ言って結構登ってきました。
もう自転車漕ぐ気なし。ただのハイキングになってしまいました。
さて、雷電山の周りをまわって、「雲河原」というエリアにむかうつもりだったのですが、分岐を間違えてしまいました。
地図を見るとまた合流できるようなので、そのまま進みます。この先は登りもなく、ひたすらシャーッと下っていくだけなので楽チンです。
とはいえ、汗をかいた体で坂道を下ると風がものすごく冷たく感じます。ここまで脱いでいた上着を再度羽織りました。どうも体温調節は難しいですね。
あっという間にふもとへ降りてきました。
さらに先にすすんだところに、「都幾川BASE」という休憩施設を発見しました。自転車ライフを支援する有志によって運営されている、サイクリストのための休憩施設です。こういうのはとても助かります。
施設内には誰もいませんが、ここでお昼をとりました。
ジュースはもちろん、パンやカップラーメンの自販機などが用意されていて、なかなか快適な施設です。こんなのがあると知ってたら、コンビニでお弁当なんか買わなくてよかったんですけどねぇ。
自販機には自転車のチューブなどの消耗品も売ってました。でも、私のsono1は650cという特殊サイズのホイールなので、当然ながら対象外です。
さて、体力を回復したところでさらに先へ進みます。しばらく平坦な道を進んだところで、こんなオブジェを見つけました。
小さな川を電車の線路に見立てた一種の芸術作品ですね。ベンチもいっぱいあって、バイク乗りの女性が一休みしていました。
道端には梅が。
コースによると、しばらく平地を走った後、もう一つの山を登ることになっているようです。
もう山ええわ…とヤル気ダダ下がりの状態ですが、しょうがないので登ります。自転車はもちろん押して。
坂の途中には気持ち悪いオブジェが。石材屋さんでも近くにあるんでしょうか。
梅でも見ながら気を紛らわせます。ところで、紅梅・白梅というのは花の色の赤・白を指すのではないそうです。
この辺がだいたい登りきったあたりでしょうか。もはや自転車はただのお荷物状態でした。歩きで登っているトレーニング中らしきカップルがいたのですが、押して歩いてるところを見られると恥ずかしいので、見えなくなるまで少し間をおいたりしてました。
やっと登りが終わり。
ここからは頑張ったご褒美のダウンヒルです。快調にすっ飛ばします。
丘の上にある埼玉梨花カントリークラブ。
上から見下ろすゴルフコースというのもなかなかです。
太陽はすっかり雲に隠れてしまい、風も強くなってかなり寒くなってきました。早く帰ろう。
いろいろ道を間違えたり迷ったりしながら、なんとかゴール地点の「川の広場」に帰ってきました。なかなか綺麗な広場です。
12時からスタートして、到着は15時半。正味走行(押し)時間は2時間半というところでした。
帰りはやはり乗り換えが面倒だったので、東上線の「つきのわ駅」まで自転車を進めて、帰路につきました。寒いのと疲れたのとでもう完全にぐったりしました。輪行バッグがあって本当によかった。
というわけで、初ヒルクライム体験を終えた私ですが、来るべき「ときがわサイクルフェスタ」に向けての意気込みはというと。
無理!以上!
初級コースでこれなのか!?と驚くほどキツかったです。何も知らずにイベント参加してたらエラいことになるところでした。
ともかく、私にはヒルクライムは向いていないということがよくわかりました。これからも平地でおとなしく遊びましょう。
ええ。ヘタレですが。何か?
■本日の走行記録
・走行距離 40.91km
・走行時間 2時間26分
・最高速度 44.0km/h
・平均速度 16.7km/h・累積走行距離 1451.7km