自転車日記

自転車あそび、はじめました。

輪行バッグ収納を練習してみる。

昨日、満を持して購入した輪行バッグはこちらです。

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MARUTO(大久保製作所)ツアーバッグスマート ¥5,980+税

 

実はわざわざ池袋まで出かけて買おうと思っていたのはこれではなく、モンベル「コンパクトリンコウバッグ」でした。両輪を外してまとめて、上からかぶせるだけの巾着タイプ、しかも未使用時は缶ジュース大に収まるコンパクトさが魅力だったのです。

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しかしこの「コンパクトリンコウバッグ」、どうもメーカー廃盤商品になったのか?どこに行っても売っていません。モンベル直営店にもありませんでした。ついこのあいだまで普通に店頭にあったのに…。

 

失意に暮れているわけにもいきません。もう一つ、購入候補として目を付けていたのが、このマルトの商品です。


輪行バッグとしては縦型収納のほうが場所を取らずメジャー(OSTRICHの商品が有名ですね)なのですが、エンド金具の装着が必要だったりして手間や重量が増えることがネック。さらに、私は身長が低いので、縦方向が長くなる縦置きタイプは担いで歩くのに差し障りがありそう、ということで横置きタイプが適しているだろうと見ていました。

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今回購入したマルトの「ツアーバッグスマート」は、コンパクトリンコウバッグと同様、両輪を外して上からカバーをかぶせる横置きの巾着タイプ。たたんだときのサイズはモンベルのそれよりかなり大きくなりますが、何より安心と信頼の日本製、というのが大きなポイント。
どうせ買うなら可能な限り日本製を選びたいものです。


さて、いきなり本番で使用するのも危険ですので、まずは練習をしてみることにします。
早速自転車を駐車場に運び出して、作業にトライしてみました。

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実は車輪を外すのすら今回が初めてなんですよね。

 

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基本ポジションは車体をさかさまにして、サドルとハンドルの三点倒立の形になります。ベルの出っ張りが邪魔になるので、内側に付け替えます。ベルはまず使うことはないので、もうこれが定位置でいいでしょう。

 

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さらにステムまわりにキズがつくのを防止するため、チェーンロックをぐるぐる巻きにしておきます。

 

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ヒョイッとさかさまにして、これが基本ポジションになります。

 

さあ、初めての車輪外しです!まずは前輪から。

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ブレーキのクイックリリースを開いて、変なふうにならないか、意外と固いな、などと思いながら恐る恐る車輪のレバーを起こして、

 

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ネジを緩めて引っ張るとあっさり外れました。

 

続いて後輪です。

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ギアはフロント・リアともアウターに入れます。さかさまにしているのでこの状態からシフトチェンジ可能。

 

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同じくレバーを起こして、

 

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ディレイラーをちょっと押さえながら引き抜きます。簡単ですね。

 

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無事、両輪を外されて無残な姿になった我がsono1。俎板の鯉状態です。

 

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ここで取り出だしたるはツアーバッグスマート。中身はこんなふうになっています。車輪固定用のバンドは、本当にただのゴムバンドです。

 

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両輪をフレームに寄せてゴムバンドでまとめます。なんのケレン味もないただのゴムバンドではありますが、グイッと張って引っ掛けるだけでビシッとなるので、非常に使いやすいです。確かにスマートさを感じるところですね。

 

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ゴムは2本もかければ十分に両輪を固定できるのですが、一応3本かけておきました。

 

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さらにチェーンステーとヘッドチューブ付近に肩掛けベルトを縛りつけて準備OK。

 

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カバーをかぶせて、ファスナーを閉じて完成!
このカバー、かぶせるのにちょっとコツがいるのか、実はけっこう苦労したのですが、写真を撮りわすれました。
上からかぶせるだけだとサドルに引っかかってしまうので、ちょっと持ち上げてサドル下までカバーを引っ張る必要があります。

 

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ファスナーで閉じるのはサイド部分ですので、下部は開口したままになっています。サイコンなどは外しておかないと、ここから落ちてしまいますね。
また、ハンドルも切った状態にしますので、自立しません。電車に乗せる際には立てかけるスペースが必要になりますので、必然的に先頭車か最後尾に乗せるしかなさそうです。


以上、写真をとったり説明書をみたり、途中で一服したりとのんびりやっていたので、分解・収納〜取り出し・組み立てまで合わせて1時間近くかかってしまいました。
手順を覚えてササッとやれば、たぶんそれぞれ10分くらいでできるのでは、と思います。

 

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要所要所で手袋を嵌めてはいましたが、それでもずいぶん手が汚れてしまいました。

 

さて、とりあえず使えそうだということがわかったこのツアーバッグスマートですが、問題はたたんだときのサイズ。

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バッグ自体はわりと無造作にたたんでケースに収納できるので、ずぼらな私には助かるところ。しかし丸めてギュッと絞ってもティッシュ箱くらいの大きさになるので、やはりコンパクトさではモンベルに敵いません。ただ、嵩が張るかわりにフレームにくくりつけたりサドルに着けたりと色々な収納方法が選べるようなので、まあ問題ないでしょう。


というわけでとりあえずの手順は確認できたわけですが、実際に輪行バッグを使って収納・組み立てをやるのは当然ながら駅前の衆人環視を浴びるシチュエーションとなります。あまりモタモタしているとみっともないですね。

 

サクッと用意してスイーッと出かけられるようにするには、もう何回か手順を繰り返しておく必要がありそうです。
来るべきその日のために、しっかり練習しておかねば!