2016年ラストラン~荒サイから東京湾を目指せ
新年あけましておめでとうございます。
もう去年の話になってしまいましたが、12月23日、天皇誕生日です。
2016年最後のサイクリングは、荒川サイクリングロードを行くことにします。
もともとは川を遡上して森林公園ぐらいまで行って帰ってこようかなと思っていたのですが、この日は北風が非常に強かったため、道中の大半を向かい風に抗って進む労苦に嫌気が差し、くるりと踵を返して一路東京湾!を目指す旅へとプラン変更しました。
いざ向きを変えるとこれが実に楽チン、軽ぅく踏んでもラクラク30kmオーバーのスピードが出るので快適サイクリングでひたすら荒川河口を目指します。
やはりサイクリングにおいて、風こそは最大の敵であり友であるのですねぇ。
荒川右岸を15kmばかり走って、北区にある岩淵水門から左岸に渡ります。
このあたりは沢山のサイクリストたちが行きかう、自転車交通の要衝であるようです。
さらに進んで江戸川区まで来ますと、面白いものを見つけました。
荒川ロックゲートの水門です。
荒川と、その西を流れる隅田川を結ぶ小名木川は、荒川との水位差が約3mもあるため、そのままでは船が行き来することができません。
そこで、このロックゲートで水位を調整して、東西の往来を実現しているのです。
テレビでそういう施設があるというのを聞いた事はありますが、実物を見るのは初めてです。
しかも、もちろん現役の施設ですので、しばらく見ていれば実際に稼動するところをつぶさに観察することができます。
さて、小名木川からプレジャーボートがやってきました。荒川側の水門を閉じて低い水位にあわせます。
ボートは二つの水門に挟まれたプールで一旦待機。
両側の水門を閉じると、そこに轟々と音を立てて水が流し込まれ、見る見るうちにプールの水位が上がっていきます。
5分ほどで水位は荒川レベルまで到達しました。
荒川側の水門を開いて、ボートは無事大河へ乗り出してゆきます。
いやあ、たったこれだけのためにとんでもなく大掛かりな設備が必要なんですねぇ。
でも、面白いものを見ました。
ロックゲートには展望台があるので、日中であれば自由に上って景色を楽しむことができます。
目指す東京湾も、あともう少し!
そのまま進んで、砂町運河と呼ばれるあたりでとうとう行き止まりとなりました。
夢の島のほうに進めば行けばさらに東京湾を一望できるようですが、今日のところはこれくらいにしておきましょう。
とりあえず、これで荒川サイクリングロード下流側はコンプリートです。
まだ体力が全盛期を取り戻していないので、軽く流すだけのつもりでしたが、トータル60kmオーバーと、私にしてはよく走ったほうでした。
まあ、信号も坂もほとんどないサイクリングロードでしたし、風の助けもありましたからね。
2017年も、いい風が吹きますように。。。
■本日の走行記録
・走行距離 65.3km
・走行時間 3時間14分
・最高速度 39.8km/h
・平均速度 20.1km/h
・累積走行距離 3278.9km