武蔵野うどんと田んぼアート~行田市二大名物を堪能する
サイパンでヴァカンスを過ごしてまいりました。
帰ってくるなり重度の南国ロス症状に襲われた私は、もはや現し世のいかなることにもやる気が起きず、ただベッドの上で指一本動かせぬまま、心にぽっかりと開いたこの穴を時の流れがふさいでくれるのを待つばかりの廃人となってしまったのであります。
まあそんなことはともかく、サイパンに行く前にサイクリングしてきましたので書き留めておきます。
ターゲットは行田市。ここで毎年行われる「田んぼアート」を見物するのが今回のお目当てです。
とはいえ翌日から旅行ですので、あまり体力的に無理はできません。出発は例によって東松山駅をスタート地点とします。
ひびきの看板が私を誘惑します。私、ここに来るたびにいっつも飲んでますね。決して回し者ではありませんよ。たまには違う店も開拓しなくてはいけませんね。
目指す田んぼアートの開催地、「古代蓮の里」までは県道66号線を北上して約16kmの道のりです。
道端に彼岸花が咲いていました。もうそんな季節ですね。
そういえば巾着田の「曼珠沙華まつり」も開催中のはずです。はやく見に行かないと見逃してしまいますね。
荒川を渡ります。
すっかり秋の空になってしまいました。
さて、行田市に入ったところで、まずは腹ごしらえを。
古代蓮の里に向かうルートからちょっと外れて、先日も訪れた埼玉古墳公園のほうに向かいます。
古墳公園の脇には綺麗なコスモスの群生地が広がっていました。
たどり着いたのは、武蔵野うどんの老舗・元祖田舎っぺ(さきたま古墳店)です。コシの強い手打ちうどんをつけ汁でいただく武蔵野うどんの元祖ともいわれる、この地域を代表するうどんチェーンです。なお荒川北側のこのあたりは定義的にはいわゆる武蔵野ではありません。
肉汁うどんかきのこ汁うどんが食べたかったのですが、お店に着いたのが閉店直前の14:45頃だったため、盛りうどんしかありませんでした。
小麦の香りが強くするシッコシコの麺と、品のいい出汁のとりあわせは、素朴ながら優しいお味でしかも食べ応えがあります。薬味を少しずつ入れながら味の変化を楽しむのも乙なものです。
これはいいものを食べました。まさに名物に旨いモノありです。
お腹が膨れたところで、旅を再開しましょう。
古代蓮の里へ向かう田んぼの中の道には、ポタリングコースが設定されており、綺麗に舗装されています。走りやすいのですが、何しろ田んぼの中ですので虫の襲撃がちょっとつらいところ。
さあ、現地に到着しました。
平成13年に建設されたこの塔、いまや田んぼアートを見るためだけに存在するようなものですが、おかげでギネスにも認定されましたし、よかったですね。
さあ、早速塔にあがってみましょう。
おお。
うわぁ。。。
今年はドラゴンクエストシリーズの発売から30周年になります。我々世代には感慨深いものがありますね。ダイナミックな構図が稲の色わけだけで見事に再現されています。
ドラゴンの表情の細かいところまで、しっかり描きこまれています。
これはすごい!
こちらが設計図。あらかじめ決められたポイントに杭をうち、ロープを張ってその中に所定の種類の稲を植えていくわけです。大変な労力ですね。
館内には過去の田んぼアート作品の写真も。
最初のころはかなり地味な作品だったようです。10年足らずでものすごい進歩を遂げたものです。
これはいいものを見れました。
塔を降りて、約3000年前の種子が発芽したという古代蓮の蓮池を散策。
シーズンではないので蓮の葉はボロボロ、あまり見ものではありませんでしたが、花が咲く季節に来ればさぞかし壮観になることでしょう。
帰りはもと来た東松山駅から。
新しいお店の開拓はまた次回、といたしましょう。
■本日の走行記録
・走行距離 39.6km
・走行時間 2時間06分
・最高速度 35.2km/h
・平均速度 18.8km/h
・累積走行距離 2775.5km