道具について(その7)100円テールライト、その侮れぬ実力
その7. テールライト
初期装備シリーズは今回で終わりです。自転車遊びスタート時、最後に買ったのがテールライトです。
私は自転車を通勤に使うつもりはありませんでしたが、天気のいい休日しかサイクリングができない、というのでは物足りないと思ったので、当初から夜間サイクリングをすることを考えていました。
夜間は人も車通りも少なく、意外と走りやすいものです。しかしやはり怖いのは事故。車を運転する側から見ると、ろくに灯火装備のない自転車がニョロッと出てくるのは本当にドキッとするものです。
そして自転車側にとって怖いのが追突です。車道を走行するとき、後ろからスレスレの距離で容赦なく追い抜いていく車にはいつもヒヤヒヤさせられます。事故防止のためには、やはりテールライトはしっかり車にアピールできるものを選びたいところです。
私が欲しかったのは、リフレクターとLEDライトが一体型で、しかも明るさと振動により自動点灯するタイプ。
既存ママチャリの方にはこんなのをつけてます。
CAT EYE セーフティライト ソーラーパワー 自動点灯消灯 JIS規格適合リフレクター リア用※画像はCATEYE製品ページから拝借
これは自動点灯、リフレクター機能に加え太陽電池まで付いており、電池交換不要でほぼ完全メンテフリーの付けっ放しが可能なスグレモノ。ただし、LED一灯のみでちょっと暗く、アピール度は物足りないのがネック。
デザインもスポーツバイクにはちょっと、な感じですね。
リフレクター一体型の自動点灯タイプ、と言えばあるにはあるのですが…
で、でかい。
性能は良さそうですが、せめてもうひとまわりコンパクトだったらなぁ…
と、いろいろ調べてみたのですが、どうもしっくりくるモノが見つかりません。とはいえライトは必要なので、いい感じのものが見つかるまではとりあえず100均のライトを付けてその場をしのぐことにしました。
・・・まあ、お小遣いが尽きていたというのもその理由ですが。
で、買ったのはこれ。
キャンドゥ LED5灯テールライト(108円)
単4乾電池2本で20~24時間駆動だそうです。
肝心の明るさは十分。点灯状態から、おとなしめの点滅、ハデ点滅と選べます。
これだけ明るければ、かなり遠くからでも運転手の目に入るでしょう。
sono1にはずっと付けっ放しで使っています。ライトは盗まれたりイタズラされやすいアイテムですが、100円なので痛くも痒くもないわい、と割り切れます。むしろ、トカゲの尻尾効果を発揮して本体を守ってくれる可能性すらあります。
これを付けてこれまで数100km走っていますが、トラブルは特になし。雨の中も一度だけ走り、跳ねあげた水しぶきをけっこう浴びましたが、問題ありませんでした。よほどのびしょ濡れにならない限り、大丈夫そうです。
とまあ、オート機能こそないものの、テールライトに必要な性能はしっかり押さえてあり、今のところ全く不満はありません。
しいて言えば、点滅パターンが多すぎて消すのがちょっと面倒なのと、デザインが安っぽいことくらいですが、事実安物ですので文句は言えません。
一時しのぎの間に合わせのつもりで買ったライトなのに、大活躍しています。はっきり言って、この20倍の値段のライトを買ったところで、20倍の満足感が得られるとは思いません。
このライトをつけるためにsono1に付属のリフレクターは外さざるを得なくなってしまったので、リフレクター一体型のかっこいいやつが見つかったら買い換えようと思いますが、当分はこいつで済みそうです。
100円ショップ、恐るべし!!