GWメンテまつり!~ハブのグリスアップに挑戦
sono1購入より3年半が経過し、走行距離も7000kmを超えましたので、以前から気になっていたメンテに着手したいと思います。
ズバリ、ハブのグリスアップです。
いろいろと道具を揃えないといけないのと、何しろ自転車の根幹部品の分解を伴う作業ですので、そろそろやらなきゃな、と思いつつもいまひとつ二の足を踏んでいたのですが、GWの十連休でヒマ時間ができましたので、ここは一念発起、チャレンジしてみようと思ったわけです。
さて、リビングに養生シートを広げ、外したホイールと道具類を並べて準備します。
メンテ作業はきちんと整理された作業スペースが必須ですからね。
さてまずは前輪ホイールから。
車軸を外してみますと、おお、ベアリングボールが見える見える。
どうもグリースはかなり切れ掛かっているようですね。これはけっこうヤバい状態だったのかもしれません。
外したボールはアルミ皿の上へ。小さくてコロコロ転がっていってしまうので、失くさないように注意します。
ボールは茶漉しに入れて食器用洗剤でシャカシャカ洗います。
おおっ。。。まるで真珠のような美しい輝きが戻ってきました。これは愛おしい。。。ッ!
せっかく洗ったボールが錆びてしまっては困りますので、よく水気を切って乾かしたあと、556を軽くまぶしてなじませておきます。
車輪側の玉受けは、556をぶっ掛けて歯ブラシでゴシゴシします。普通はパーツクリーナーでブシャーするんでしょうが、そんな上等なものは持ち合わせておりません。
さて車軸側の玉押さえですが、
なんということでしょう、、見事に削れていわゆる「虫食い」が発生してしまっておりました。
やはりグリス切れでダメージを受けていたんですね。もっと早くに手入れをしてあげるべきでした。
ここまでくるともう手遅れレベルなんですが、替えのパーツなんて持っていませんし、何しろ650cホイール自体、もう市場から消滅してしまったレアものと化してしまっておりますので、しかたなくこのまま使い続けることとします。
うーん、650cホイールどっかで作ってくれませんかねぇ。。
さて、気を取り直してその他のスモールパーツ類も綺麗に洗浄します。
なんだか生まれかわってスッキリした感じですね。
清掃が終わりましたので、ベアリングボールをハブに戻してしっかりグリスを注入します。
グリス切れで可哀想なことをしてしまいましたので、これでもかとたっぷり盛ってあげます。
シャフトをハブに装着しなおして、前輪の作業完了。
夕方頃から作業を始めましたが、すっかり時間がかかってしまい、もう外は真っ暗になってしまいました。
カミさんが晩飯の食材を買って家に帰宅しますと、リビングに広げられた小汚い器具類に絶句します。
あきれ果てたカミさんの了承をどうにか得て、作業を続けさせていただくことができました。
さて作業は後輪へ移ります。
何年か前に購入したスプロケットリムーバーとロックリングリムーバー、ようやく陽の目を浴びることができました。
えらく固く締まっていましたが、フンッと一発、気合いで外しました。
リアハブのほうはまだ多少はグリスも残っているようですね。
ボールもおなじく綺麗に洗浄して556をまぶしておきます。前輪のボールより若干大きいもよう。
玉押さえのほうも、こちらはさほどダメージを受けていないようで安心しました。やはりグリースが切れるとダメみたいですね。
スプロケットは全部分解して綺麗に洗いたかったのですが、sono1に付属していたスプロケットはどうやら分解できないタイプのようです。
しょうがないのでそのまま洗剤に突っ込んでゴシゴシ洗いました。
綺麗に洗い終わったパーツたち。やはり金属パーツはピカピカに光ってないといけませんね。
玉受けのほうも556を使って洗浄します。
なんとかスッキリ、綺麗になったようです。556をしっかり拭きとってしばらく乾かします。
ハブのグリスアップはこれで完了。カミさんの冷たい視線を背中に受けながら、すっかり夜中までかかってしまいました。
玉押さえの調整は若干試行錯誤しましたが、なんとかこんなもんかな、というところで手を打ちました。
さて、さっそくホイールを車体に取り付けて、夜の町を試走してみましたところ、なんとなくですが、転がりがヌルヌルしてスムースになったような気がします。
なにより、心配だったハブのダメージの進行を食い止めることができましたので、また当分は安心して乗れそうですね。