加須サイクリングラリーその3 ~最果ての地にて、さらに眼前に広がる大地を知る
利根川にかかる埼玉大橋を渡ります。
大橋、といいうわりに歩道は酷く貧弱で、車道との境界にポールが立っているだけなので対向者とのすれ違いも困難です。
大型トラックなどがビュンビュンと通り過ぎて行きますので、ぶるると震え上がりながら通過します。
まだ明るいうちはいいですけど、暗くなってからこの橋をまた戻るの、嫌だなぁ…
橋の上から利根川を眺めます。この圧倒的なスケール感、なんだか別の惑星に来てしまったような気がします。
8. 三県境
向かったのは、東武線柳生駅の近くにある三県境というスポット。
埼玉、栃木、群馬の三県の境界が一点で交わるというところで、平地でこのような地点は全国でも珍しいそうです。
このラリーを始めたときから、せめてここまでは来てみたいと思っていました。
行ってみると、なーんにもない枯れた畑のど真ん中にポツリと看板が立っているだけの、想像以上に地味なスポットです。
およそ外連味というものが感じられませんけど、単なる行政区画の結果ですし、これはこれでリアルな情景か、という気もします。
三県境の交差点には立派な標識が埋め込まれています。まあ、なかなか面白いものを見れました。
7. 道の駅 きたかわべ
さあ、次がようやくこのラリー最後のスポットです。
陽はまさに沈まんとしているところですが、なんとか持ちこたえてくれました。
やはり道の駅にはインスタ映えな風景はみあたらず、胸像とともに写真に収めておきました。
川の向こうは渡良瀬用水池です。木々に阻まれてよく見えませんが、なんとか明るいうちに到達できて良かったです。
遥か北東に見ゆるは筑波山でしょうか。
南方を望むと夕日をバックに富士山の黒い影が浮び上がります。
ともあれ、これでついに加須サイクリングラリー、完走です!
やったぁ~~ッッ!
ルートはほぼ真っ平らな平地のみであはありましたが、距離にして約50キロメートル、なかなかの手応えがありました。
通ったルートをトレースするとこんな感じ。
これで概ね、加須市はマスターしたと言っていいでしょう。
さあ、こっからはまた30キロ離れた鴻巣駅まで戻ります。
風はだいぶ治まりましたが、気温はどんどん低くなり、鼻水が頬を伝って空中に霧散していくのを感じながら、とにかく家路を急ぎます。
加須駅についたところで、疲れたのとナビ用のスマホの電池が心許なくなってきましたので、小休止することにします。
お腹も空いてきましたし、マックでもないかなぁと思って探しましたが、ここ加須の地ではハンバーガーなどという文明はまだ伝来していないようてす。
#ところで、サイクリングで疲れたときに無性にマックが食いたくなる感、一体なんでしょうね!?
というわけで加須駅の駅ビル内で一休み。
ご当地自慢!?の加須あんぱん、100円なり。ごく普通のアンパンに加の焼印を押しただけ、といえばそうですけど、こんがり焼けたおこげがなかなかに香ばしく、優しい餡のお味は疲れた体へのエネルギー補給にぴったりですね。
携帯もお腹もチャージ完了したところで再び出発します。加須駅からさらに15キロほど南下し、スタート地点の鴻巣駅に到着したのはもう21時近い頃でした。
ふうッ。。。
地味ながらも面白いスポットをたくさん見れた上に、サイクリングの手応えもなかなかで、予想以上に楽しめた一日でした。
■本日の走行記録
・走行距離 101.05km
・走行時間 5時間46分
・最高速度 38.6km/h
・平均速度 17.5km/h
・累積走行距離 5691.6km