自転車日記

自転車あそび、はじめました。

クローザープラス、逝く

新しいタイヤに履き替えて、ルンルン気分でいつものサイクリング遊びをしていたある日。

夜道を進みながらちょっと歩道に入ったところで、

 

ガツンッッ!!

 

と、前輪に嫌ぁな衝撃を感じました。
暗くてよくわかりませんでしたが、どうも段差かなにかに思いっきり突っ込んでしまったようです。

衝撃の固さから、ああ、これは尋常じゃないな。。やばいかも。。と思いつつそのまま100メートルほど走ったところで、

 

バシューーーッッ!

 

とあえなく前輪から全ての空気が放出される音を確認しました。
やはり、アウトでした。

スピードはあまり出していませんでしたが、全くの無警戒で段差に突っ込んでしまったため、強い衝撃でリム打ちパンクをしてしまったのでしょう。
空気圧は規定値の下限とはいえ、出かける前にしっかり7気圧までは確認していましたが、やはり細いタイヤですとそのへんはもっとシビアになってくるのかもしれません。


さて、この日は輪行で帰宅する予定でしたが、乗車予定の駅まではまだ10kmほどあります。
仕方ないので、近くのコンビニに寄って手早くチューブを交換。
このへんの手際はさすがに何度もタイヤ交換してきたおかげで、かなり手馴れてきましたね。

 

暗くてよくわかりませんでしたが、チューブだけでなく、どうやらタイヤの方にも損傷の跡が見られたので、空気圧は低めにしておっかなびっくり、残りの10kmを何とか走破し無事帰宅しました。


さて、帰宅してからあらためてタイヤの様子をチェックしますと。

 

 

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ああ。。なんということでしょう!

 

やはりタイヤがリムとぶつかった部分が裂けてしまい、中のチューブが今にも弾けんばかりに膨らんできています。
このままにしておくとバーストして中のチューブまでダメにしてしまいそうです。

 

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タイヤを外して裏返してみますと、やはり大きな穴がほとんど貫通せんばかりに開いて、衝撃の強さを物語っています。

タイヤのトレッド(接地面)であれば、ケーシングによる補強が入っているのでちょっと穴が開いた程度ならそのまま乗り続けることも可能ですが、残念ながらこのタイヤはサイド部分が弱点で、こうなってしまうともう乗り続けることも、修復することも困難でしょう。

とても性能が気に入っていたクローザープラスですが、涙を呑んでサヨナラを告げることといたしました。

せっかくかったばかりのニュータイヤ、自分の不注意でわずか100kmも走らぬうちに鬼籍に入ることとなってしまうとは。。。ああ、なんてことだ。。

 


さてチューブのほうも取り出してチェック。

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やはり該当箇所には大きな穴が開いています。
こちらも真新しいチューブですが、直せば問題なさそうなのでパッチを当てて予備チューブに回しておくことにしました。

 

どうも私は、チューブやタイヤをいじったり新しくするたびにまずダメにする、という傾向があるようですね。困った癖です。


さて、新品タイヤを失ってしまったショックもまだ癒えませんが、また次のサイクリング計画が迫ってきておりますので、気を取り直して再度タイヤを交換しなおすことにします。


今回新しく買ってきたのは、クローザープラスではなく、同じくパナレーサーエリートプラスです。

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こっちのほうがちょっとだけ安かったのと、ずぼらな私にはクローザープラスよりちょっとだけタフそうなこっちのほうが合うかな、と思って買ってきました。

 

重量は240gと、クローザーよりは40gアップとなってしまいましたが、これで少しでも長持ちしてくれるなら。。。

 

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無事、前輪にエリートプラスを装着して、sono1は復活いたしました。
ロゴ部分とバルブ部分をあわせるのがセオリーなんですが、酔っ払って作業したせいで適当な位置に嵌めてしまいました。

ああ、本当にいいかげんですね私という人間は。

 

 

ともかく、前エリⅹ後クロのちゃんぽん状態での走行性能はいかほどでしょうか。


うーん。なんとなく、ですがクローザーのしなやかさというか走りの滑らかさは若干失われてしまったような気がします。
エリートプラスは耐パンクベルトは装備していませんが、そのかわりトレッド部分を肉厚にすることで耐磨耗性・耐久性を高めているという触れ込みです。
やはりしっとりしたトレッドをもつクローザーとは乗り心地面で一歩譲るのかもしれませんね。

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走行性能自体は、さほど不満を感じません。実際のところ大差はなさそうです。まあ、リム打ちなどという恥ずべきパンクをしてしまうヘボの私にはこれくらいで十分でしょう。

クローザーをはいていたときは規定の空気圧下限の7気圧にしていましたが、今回の経験を踏まえ、やや高めの8気圧まで入れて運用することにしました。


それにしても、高価なタイヤを早々におシャカにしてしまうとは、お財布が寒いこの時期に、本当に痛いダメージとなりました。当分はこの悔しさに苛まれるに違いありません。

 

これからは一層、気をつけて自転車遊びすることといたしましょう。