自転車日記

自転車あそび、はじめました。

嵐山さくらまつり ~この小さな田舎町が誇るナンバーワンとは?

春がやってまいりました。お花見の季節です。
サイクリングネタも目白押しのこの季節、早速目的地に選んだのは「嵐山さくらまつり」です。

 

都幾川傍に延びる土堤に約2kmにもわたって続く桜並木と、菜の花のコントラストが見事なスポットで、いままで2度ほど訪れたことがあります。
今年の開催日は3/25~4/9で、この期間中は桜並木にぼんぼりが点ったり地元民による出し物や屋台もたくさん出てとても賑やかなお祭りになります。

 

さて、祭りのメインとなる4月1日、私は張り切ってペダルを漕ぎ出します。

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ルートはほぼ国道254川越バイパスを一直線で、ほとんど分岐はありません。
以前この道を小川町に向かって走ったとき、自転車生活はじめてのパンクを経験しましたねぇ。

 

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入間川・越辺川を渡る長大な落合橋を渡ります。
この日は天気もあまりよろしくなく、4月だというのに10度前後と非常に寒いです。自転車で走るには快適ですが、果たして桜は咲いているのでしょうか。。。

 

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川越バイパスから離れて、都幾川を渡ります。この向こうに桜並木が見えるはずなんですが。

 

こうして3時間近くかかって現地に到着しましたが、ああ、なんということでしょう。

 

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お目当ての桜並木はまだ蕾も固く固くしまったまま、実に寒々しい風景をかもしていました。早すぎたんだ。。。

 

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2014年に来た時はこんなにすばらしい光景だったのに。残念!

 

まあ、この地域はただでさえ都心に比べ開花はやや遅いんですよね。都心の桜もまだ咲き始めか5分咲きといったところでしたから無理もありません。


とはいえ、桜はしょうがないとしても、この人っ子一人歩いてもいない寂しい雰囲気は一体なんなんでしょう。この堤の上には屋台がたくさん並んで大変な賑わいだったのに。
まさか、桜が咲いてないからといってお祭りは中止になったのか?いや、そんなはずは。。

と、予想外の事態にとまどいながらそのへんをそぞろ歩いておりましたところ、

 

 

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場所変更の案内の看板を発見。なーんだ、そういうからくりか。

お祭りホームページにもちゃんと場所変更のお知らせが書いてありました。いやぁ、うっかりしてましたね。

 

地元の人も場所変更を知らずにこの川堤に来てしまったらしき人がちらほらいます。
私は自転車だからいいですが、この旧会場から新会場へは歩くと15分くらいかかるなかなかの距離になりますから大変です。

 

そんなわけで、私は人のぬくもりを求めてスイーッと新会場へと駒を進めます。

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おおッ!川向こうの中洲みたいなところに沢山の屋台や賑わいの声が聞こえてきます。なんだかものすごく寂しい気がしていたところなので、随分ほっとしました。

 

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こちらも土手の上にたくさんの屋台がならんでおいしそうなものを元気に売っています。
にわかに楽しい気分になってきました。
やっぱり、こうでなくちゃね。

 

お腹が空いてきたので、おやつにこの嵐山町が誇るB級グルメ、辛モツ焼きそばをいただきます。

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ちょっと太めの麺にプリプリしたピリ辛い味付けのモツがよく合います。屋台で出す焼きそばにしては結構美味しいです。うーん、ビールが飲みたくなりますね。

 


さて、桜並木は空振りに終わってしまったこのお祭りですが、人々は日が暮れても一向に帰る気配がありません。
それもそのはず、この日はお祭りのクライマックスとして花火大会が行われるのです。
4月頭のこの時期に花火が観られる、けっこう貴重なイベントなんですよ、ここは。

 

ただし注意すべきは、この時期の夜ですからものすごく寒いんです。過去ここに来たときもブルブル震えながら花火を観ておりました。

今回はその経験を活かし、フリースやらダウンジャケットやらとモコモコの防寒装備を整え、マグボトルには熱々のお茶も用意し万全の体制で臨みました。

さあ、ドンッと来い!

 

打上場所は桜並木が並ぶ旧会場に近いところの畑の中です。もう屋台村に用はありませんので、さっさと祭り会場を後にして打上場所のまん前に陣取ります。

 

そして花火大会がはじまりました。

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防寒装備のためにリュックがパンパンになってしまい、三脚まで持ってくることができなかったので、残念ながら今回は手持ち撮影になります。


花火との間に遮るものは何も無く、ものすごい近いところで打ちあがるのでかなりの迫力があります。

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小さな田舎町のマイナーな花火大会、とナメてかかってはいけません。発数はおよそ2000発、4月に行われる花火としては関東一の規模を誇るということですから大したものです。

 

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玉の大きさは最大5号玉くらいだそうですが、これだけ近いと熊谷の尺玉にも負けない衝撃波がドンッときます。いいぞ~!

 

風も穏やかで煙もうまく流れるので、とても綺麗な花の開きを見ることができます。

 

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スターマインも見事。

 

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最大の玉がはじけると、もうカメラに収まりません。
いやぁ、これはすごいや!

 

防寒装備には万全を期していたとはいえ、やはり花火が終わる頃にはかなりの冷え込みとなってきました。来年はさらにあったか装備を検討しましょう。

さて、十分に楽しみましたので、帰ります。約30kmほどの道のりになりますから、自宅に着くのは深夜になってしまいますねぇ。

 

 

疲れたのとちょっと寒かったので、バイパス沿いにある源泉掛け流しが自慢のお風呂屋さん、小江戸はつかり温泉によっていきます。

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かなり遅くなってしまってもう23時をまわっていましたが、びっくりするほど沢山の人で賑わっていました。
いつ通りかかっても駐車場がいっぱいの、地元民に人気の温泉なんですよね。


さくらが見れなくてとても残念でしたが、大迫力の花火が楽しめたので結果オーライです。楽しい一日を過ごしました。

 走行距離は77kmと、あとちょっとで80kmの大台に乗りそうかということでした。

しかし50kmを超えたあたりからお尻がだんだん痛くなってきました。

もっと長い距離を走るためには、サドルをもうちょっとクッション性のあるものにするとか、考えておいたほうがいいかもしれませんねぇ。

 

 

■本日の走行記録

・走行距離   77.03km
・走行時間   4時間38分
・最高速度   36.8km/h
・平均速度   16.6km/h
・累積走行距離 3798.9km