さいたまサイクルエキスポ2017行ってきた!
2月25日の土曜日は、さいたまサイクルエキスポへ乗り込みます。
去年も眠い目をこすりながら参加しましたが、幕張で開催されるサイクルモードよりもやや小規模ながらフレンドリーな雰囲気でこちらのほうが気に入っています。
なんといっても入場無料!っていうのが貧乏サイクリストにはうれしい限りで。
さあ、満を持して現地に向かいます。
会場の埼玉スーパーアリーナまでは自転車で30分ちょっとで着きますので楽チンです。
会場についたのは11時頃でしたが、既にこの大盛況っぷり。もりあがりますなぁ。
今回のお目当ては、とにかく試乗、そして特価の掘り出し物探しです。
さっそく試乗してみましょう。
まず乗ってみたのは、こちら。
Tern Clutch(48)
私のsono1と同じ、650cホイールを履いたクロスバイクです。「平均的な体型の日本人が最も美しく乗りこなせる」をコンセプトに設計されただけあって、身長の低い人でもジャストフィットの、しかもホリゾンタルフレームの自転車に乗れる!こういう姿勢、他ブランドも是非見習って欲しいものです。
実際に乗ってみましたところ、ほぼロードバイクのsono1と比べて、Clutchはとてもマイルドでゆったりした乗り心地。タイヤが28cとやや太めなせいもあるんでしょうね。
ライザーバーのお陰で前傾姿勢もそんなにきつくありません。
長距離をカッ飛ばそうという気にはならないかもしれませんが、街乗り散歩用としてはかなりイケるんじゃないでしょうか!?気に入りました。
続いて試乗するのは、神奈川の自転車屋さん「いさみや自転車館」のオリジナルミニベロ、Billion SG-MXです。
マイナーなブランドではありますが、せっかくの機会ですから、なかなかお目にかかれないレアものに乗っておきたいと思います。
クラシックなクロモリのミキストフレームに、プロムナードハンドルバーを装備と、ユル感満点のおしゃれなチャリです。溶接や塗装、パーツセレクトなど細部までこだわりが詰まってて実に美しい一品。これで7万円台とは、結構安いんちゃう?
レバー式シフターの自転車に乗るのは初めてです。仕組みがよくわからなくて、引き量とか自分で調節しなきゃいけないのかな?とちょっと不安だったのですが、しっかりカチカチとインデックスが効いていて、小気味良く変速してくれるのは楽しいです。用もないのにカチカチやってしまいました。
変速のたびにハンドルから手を離さなければいけないのはアレですけどね、思ったより使いやすかったです。なにしろ見た目がシンプルでカッコいい。
乗り心地は、やはりハンドルがすごく手前に来ていますので、アップライトな姿勢で非常に楽。のんびり街乗りポタリング、お買い物にはこれでしょう!という感じ。
是非ともショートカットのナチュラル系女子に乗ってもらって、おしゃれカフェめぐりを楽しんでいただきたい。
はい次。
コラテック シェイプアーバン(39)
純然たるザ・クロスバイクですね。タイヤも32cとかなり太め。
けっこう固めのsono1に比べるとものすごくモッサリしている乗車感。でも、街乗りにはこれくらいのマイルドな乗り心地でスピードも出そうと思えば出せるよ、くらいのが一番いいんですよね。
頑丈そうなぶっといフレームも安心感があります。学生さんの通学にはこういうのがいいでしょうね。
ファミリー自転車にも乗ってみます。
モーメンタム iNeed S-1-I
26インチのシティサイクル用タイヤを履いた、まあいわゆるルック車ですね。
ステムがものすごく短くて、ハンドルが近く感じたのですが、シティ車としてはこんなものでしょうね。
乗ってみた感じ、「意外と走るな」という気がしました。というか、やはりシティライドにはシティサイクルですよ。路面の凸凹も曲がり角もノーストレスでゆっくり走り抜けられる気楽さはやはり何ものにも代えがたいですね。
26インチタイヤのおかげで、背の低い人でもホリゾンタルに近いバランスのよいデザインを実現しているというのも好印象。
さすが、作ってるのは俺たちのホダカだけはありますよ。
さあここからはロードバイクで。
Ginant Liv Avail SL1 Disk (XXS)
ジャイアントのレディス専用ブランド、Livのミドルグレード・ロードバイクです。油圧ディスクブレーキのロードバイクに乗ってみたかったんですよね。
それまでマイルドなシティ車やクロスバイクに乗っていたせいか、このロードに乗った途端、ものすごい加速感にまさに溜飲が下がりました。やはり、ロードバイクって凄いですねぇ。
前傾もさほどきつくなく、路面の振動もおもったよりマイルドに吸収してくれて、短い試乗コースながら快適ライドを楽しめました。こ、これは欲しいかも!
Livのブースには自転車女子たちが集まって試乗待ちの列を作っていました。そんななかにムサいおっさんの私が割り込むのは非常に気が引けるのですが、だってしょうがないじゃん、俺女子サイズしか乗れへんのやし!と自分に言い聞かせてなんとか周囲の冷たい目に耐えました。
ブースのスタッフさんも、男子にはちょっと対応が冷たかったですね。まあ、お呼びじゃないからしょうがないですね。
でも試乗したあと、頼まれもしないのにアンケートを記入して、物欲しそうな目をしてたら、可哀そうにおもったのかスタッフさんが「これ、本当は女性だけなんですけどね」といってお菓子のプレゼントをくれました。
Livスタッフ、最高です。
はい次。
新家/ラレーのクロモリロードバイク、CRN(420)です。やっぱね、クロモリですよ。
シブくてカッコ良すぎ。いいなぁ。
先ほどのLivの最新アルミバイクと比べて重量はやはり重いです。ギュイギュイ飛ばしてやる!って感じのするバイクではありません。
が、やはりラレーはこの貴婦人のごとき美しいスタイリングこそが真骨頂。
是非、汚い格好して日焼けしたヒゲのオジさんに乗りこなしていただきたいシブさです。私も目指すはそこでしょうね。
そして試乗車最後にして、本日の1等賞!
TREK EMONDA SL6 WSD(44)
トレックの中でも最軽量クラスを謳うカーボンロードバイク、エモンダシリーズのレディスモデルです。
重量は驚きの7kg台!とあって、片手で軽々ヒョイッと持ち上がってしまいます。軽ッッッ!!
あまりの軽さに感動して、コースまで押して行けばいいものをわざわざ肩担ぎしてみたりしてみました。いやぁ、カーボンロードってすごいですね。
そして実際に乗ってみますと、嗚呼ッ。
踏んだら踏んだだけ前に進むこの素直さ、何でしょうか。というか、のんびり漕いでいると「てめぇ、ヌルいペダリングしてんじゃねぇぞ、まくるぞゴルァ!!」と自転車に叱られているような強迫観念すら覚えます。私のスキルではまるでこの自転車のポテンシャルを引き出すことはできませんね。
私は試乗受付終了間際にならんで、最後の組で運よく乗れたのですが、コースを2回ほど廻って返しにいったところ、スタッフの方が
「もう終わりなんで、16時の片付けまでに返してくれれば好きなだけ乗ってていいですよ」と言ってくれましたので、そこからさらにコースをクルクル廻って堪能。
いやぁ、マジいいすわコレ。欲しくなっちゃった。
39万か…買えんことはないが…いや…まてよ…!?
以上で楽しい試乗祭りは終わり。
ちょっとヤバいレベルで物欲刺激されてしまいましたね。これは危険ですよ。
帰る前に会場をもう一回り。
常に人だかりのAZブース。サイクリストはみんな、アブラが大好きです。
最後の最後まで、掘り出し物はないかと沢山の人がブースをめぐっています。
私も万一取りこぼしがあってはいけませんので、隅々まで見て回ります。
こうして大満足の1日を終えて、帰宅しました。
本日の戦利品はこのとおり。
AZのブースで買ったのは、チェーンクリーナーとディグリーザーのセット1000円。市価の半額くらいですかね。あと試供品のチェーンオイルももらいました。
なにげにうれしいのは埼玉各地のサイクリングマップ、観光ガイドの束です。
最近、近所のサイクリングにもネタ切れ感が強まってきたんですよね。やはり各地のおススメスポットめぐりにはこういう自治体のパンフレットが役に立ちます。
またあちこち行ってみなければなりませんねぇ。
私はけっこう方向オンチで、しょっちゅう道を間違えてロスが多いのですが、これで地図を見ながら進めばもう知らない道でも迷う心配はありません。
ちょうどミノウラのスマホホルダーを買おうかな、どうしようかなと迷っていたところなんですが、在庫処分でこれが500円で売っていたのを見て即買いしてしまいました。
もとは3000円くらいで売られていたもののようなので、決して悪いものではなさそう。
これをつけて走り出すのがいまから楽しみですねぇ。
以上、沢山自転車に乗れて、沢山のおみやげもゲットして楽しいサイクルエキスポでした。また来年も是非遊びに来たいですね。