巾着田・曼珠沙華祭り~滑りこみセーフ!?
気が付いたらいつのまにか10月になっていました。
我が埼玉へ秋の訪れを告げる一大イベントといえば、巾着田の曼珠沙華祭りです。
が、すっかり忘れていたので、どうも見ごろは過ぎてしまったようです。
そうは言っても、やはり私のソウルスポットである巾着田ですから、行くだけ行ってみるほかありません。
公式サイトによると、場所によってはまだ見頃の株もあるとのことです。
こうして私の夏休みの最終日となった日曜日、sono1を駆り出して一路巾着田へと向かうのでありました。
片道約30kmとはいえ、最近は輪行で楽をすることを覚えてしまった私は、果たして無事行って帰ってくることができるのでしょうか・・・?
川越街道をスイスイ下って、入間川にかかる初雁橋をわたります。
ここんとこ週末となると天気に恵まれないことがおおかったのですが、この日は素晴らしい秋晴れ、というか夏が戻ってきたかのような暑さで早くも全身は汗塗れとなります。
去年の末にこの道を通ったときは、道中ずっと強い向かい風に晒され続けてひどく難儀した覚えがありますが、今回は風も穏やかで、スピードは30キロ弱のなかなかのハイペースで進むことができます。
お昼は現地についてから、と思ってはいたのですが、いつものとおり出発が遅いせいで14時を廻ってしまいましたので、笠幡のあたりで県道15号線(川越日高線)からちょっと道をはずれまして、お昼をとることにしました。
向かったお店は、自家製粉の手打ち蕎麦が自慢の「手打ちそば・日乃出」です。
当店イチオシのメニュー、鴨せいろ蕎麦をいただきました。
鴨は青森産の本鴨、出汁まで自家製のこだわりの一品。麺はツルツルしてコシがあり、ツユも鴨の出汁がしっかり出た甘みとコクのある実に乙な品です。プリップリの鴨肉もグッド。
これはウマい!
疲れた身体に染み渡りますね。結局ツユも最後まで飲み干してしまいました。
決して名所になるような店ではないと思いますが、地元に愛されるいい店にめぐり遭えました。
さてお腹も膨れましたので、巾着田に向かいましょう。
今回は現地の東側にかかる日本最長級ともいわれる木製トラス橋、あいあい橋を渡って巾着の中に踊りこみます。
一応、曼珠沙華祭りの開催期間中は入場料300円がかかることになっているのですが、もう見ごろは過ぎたということで、無料開放中となっていました。
この高麗川の下流にあたるこのあいあい橋のあたりはまだ比較的見ごろの株が多く生えています。
いやあ、見事なものです。
秩父名物、レフ版おじさんがやはりここにも来ていました。
なんの報酬も受け取ることなく、ただ善意から観光客のために大きなレフ版を持ってシャッターも押してあげる奇特なおじさんです。羊山公園の芝桜でもお目にかかることができます。
やはり一番の見ごろの時期に来たかったですねぇ。
園内では沢山の露天も出て地域の名物などをうっています。
大勢の観光客が集まって、それぞれにおいしそうなものをほおばっていました。
いいなぁ。
高麗川にかかる小さな一本橋のところでは、沢山の人が水遊びをしていました。
上流のほうに向かうと、このとおり花はすっかり萎びてしまって哀愁さえ漂います。
でも、探せばまだまだあるところにはあるのです。
なにやら人だかりができていると思ったら、ムクゲが見事な花を咲かせていました。
やはり韓国人に人気の花なんでしょうね。この花をバックに写真を撮るのはほとんどあちらの人でした。
園内をひとまわりして、あいあい橋まで戻ってきました。
木のフレームを金属のジョイントでつなぐ橋の構造が面白いです。
木製部分はトラス構造にはなっていなくて、ワイヤーがその役を担っているようです。
こうして無事今年の曼珠沙華見物も果たすことができました。
見ごろを過ぎてしまって残念でしたが、それでもなかなか良いものが見れました。
帰りはヘトヘトになってしまいましたけど。。。
■本日の走行記録
・走行距離 62.1km
・走行時間 3時間01分
・最高速度 38.1km/h
・平均速度 20.5km/h
・累積走行距離 2837.7km