自転車日記

自転車あそび、はじめました。

越谷市・スポーツサイクル講習会(その1)~ブレーキ・変速機調整に挑戦だ!

埼玉県は自転車の盛んな地域ですが、なかでも越谷市は日本を代表する自転車メーカー、ホダカの本社が所在するせいもあってか、「自転車のまち」としての取り組みが盛んです。

越谷市はこのホダカとタッグを組んで、月1回のペースで「スポーツサイクル講習会」というのを開催しており、初級から中級、上級まで、いろんなテーマで自転車の楽しみ方を広めています。

 

実は、私がsono1を購入する前、まだスポーツ自転車について右も左もわからなかったころ、一度ここの「初心者講習」に参加したことがあります。
私が始めてロードバイククロスバイクに乗ったという記念すべき場所でもあるのです。

 

6月11日の土曜日は、中級者向けの「ブレーキ・変速調整講習」が行われるとの情報をキャッチし、参加してみることにしました。

ブレーキ・変速機は去年の11月、A-DEWのお店に連れて行って点検してもらって以来、ほとんど手付かずだったのですが、ここ最近、なんとなく変速がモタついておかしいかも!?という気がしていたので、実にタイムリーな企画ですね。
さらに午前中のメンテナンス講座の後、午後の部として越谷市周辺を廻る60km程度のサイクリング実習も行われるということですので、一日中自転車遊びが楽しめます。

 

さて、当日はとても綺麗に晴れ渡りました。午前の講習は9時半からなので、いつになく早起きをして会場の越谷レイクタウンに向かいます。
午後のサイクリングはけっこうな距離を走る予定ですので、体力温存のため現地へは輪行で行くことにしました。

巨大なイオンのショッピングモールの向かい、湖のほとりにたたずむ越谷観光協会の真新しい建物が講習の会場です。

 

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さっそくブレーキメンテナンスの講習が始まります。
参加者は、私を含め10名ほど。年齢層は高めですね。ざっと平均40代後半、上は70代くらいかと思われる年配の方もいらしてました。


まずはブレーキのシュー部分を外して、もとどおりに付けてみようという課題です。

sono1が搭載しているのは、シマノキャリパーブレーキCLARISグレードと呼ばれるものです。エントリーモデルとあって、ゴム部分と台座の部分は一体型となっています。

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ブレーキの仕組みってどうなってんだろうと興味があったのですが、分解してみて納得。おわん型のワッシャーを組み合わせることで、微妙な角度を付けられるようになっているんですね。

 

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みなさん、それぞれの愛車を必死にメンテしていきます。

 

ちなみに、私のとなりに席をとったご年配の方のバイク、なんやエラい高そうやなーと思ってあとで調べてみたら、フルカーボンのフレームだけで4~50万くらい、ホイールだけで40万、その他パーツも豪華なものがついていたので、おそらく全部で100万はくだらないだろうというスーパーカーであったことが判明しました。
私のsono1が10台あっても足下にも及びません…自転車の世界とはすごいですね。

 

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ブレーキはなんとか、元通りに組み付けできました。
クイックリリースがちょっと外れてただけで「すわっ、ブレーキ壊れたか!?」と狼狽していたあの頃の自分とはもうオサラバです。

 


ひきつづき変速調整のパートにうつります。休憩もなしで3時間とかなり長丁場な講習ですが、これでも本当に基礎の基礎、最低限のところに触れるのがやっとというのですから、自転車メンテナンスは奥が深い世界です。

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まずシフトワイヤーを外すところから。こうなってしまってはもう後戻りはできません。きちんと組みなおさないと帰れないぞ!

 

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驚くべきはここ。ハイギア側の変速機の位置調整なんですが、ガイドプーリーとギアの歯車の恐ろしく微妙な位置関係を調整します。まさにコンマ何ミリの違いが勝敗を分けるのです。

 

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なんやかやとえらい苦労しましたが、なんとか変速機も元通り、っていうか調子悪いかなと思ってた部分もすっかり直って、ギアチェンジもパシパシ決まるようになりました!
僕にもデキター!!

 

難しいと思っていた変速機の調整、たしかにミリ単位の繊細さが必要とされますが、やること・操作すべき箇所自体はそう多くありません。これなら何とかなりそうです。
講習の様子はしっかりビデオに納めてきましたので、あとでまた復習したいと思います。