さきたま火祭り その2
さて、さきたま古墳公園についたのは16時半頃。
園内はすでに屋台が沢山出てにぎやかなお祭りが始まっていますが、メインイベントの火祭りまではまだ時間があるので、近くのコンビニへ飲み物等を仕入れに行きます。
古墳公園の隣はシロツメクサの大群生が広がる大きな広場がありました。
普段は雑草扱いのこの花も、これだけ集まるとなかなかのもの。やわらかな白いじゅうたんの上で人々が遊んでいます。
さて、園内を見物してみましょう。
さきたま古墳公園は、その名の通り古代の古墳群を整備して作られた公園です。
こちらは丸墓山古墳。
直径105mは円墳としては日本最大規模といわれるそうです。
上に登ることもできるのですが、お祭りの準備があるとのことで17:00までで封鎖。残念でした。
件の鉄剣が出土した、稲荷山古墳です。
全長120mとなかなかの規模の前方後円墳。前方部は戦時中に崩されてしまい、2004年と随分最近になって復元されたとのこと。
前方部と後円部のくびれがよくわかりますね。
中心部の広場にはステージが設えられ、ローカルまつりの定番、和太鼓演奏など地元民がそれぞれ自慢の技を披露しています。
そろそろ日も暮れてきました。
広場の中央には藁葺きの小屋が。
なんでも、まつりのクライマックスでこれを盛大に燃やすとか。豪快ですねぇ。
広場には沢山の人が場所をとり、今か今かとそのときを待ちわびています。
私はお腹がすいてきたので、屋台で黒豚フランクを。
帰るまでまだだいぶ時間があるので、ちょっと一杯くらい、いいかな…
すっかり日が暮れて、いよいよメインイベントが始まります。
さきほどの藁葺き小屋の前に神主が立ち、なにやら祝詞を捧げているようです。
しばらく後、松明をもった大行列が広場をぐるりと練り歩きながら、小屋の周りを取り囲んでいきます。
なかなか壮観ですぞ!
すると、小屋に火がつけられ、大きな火柱を上げて一気に燃え上がりました。
さすがに藁はよく燃えますねぇ。こんな大きな裸火を見るのは生まれて初めてかもしれません。
かなり離れているにもかかわらず、熱気がこちらにも伝わってきます。
小屋が燃え落ちていくのを見ながら、ふと横を見やると、丸墓山古墳の頂上から松明を持った行列が降りてくるのが見えました。
頂上で「御神火」をいただいてきたようです。
すっかり燃え落ちた小屋の前に御神火を持った人々が集まり、松明を投げ入れていきます。
場内に祝詞のアナウンスがあったあと、まつりの締めにスターマインが炸裂!
数も規模も大きくはありませんが、打ち上げ場所が非常に近いので大迫力です。
こんな時期に花火がみれてうれしいですねぇ。
一連のイベントが終わった後、まだ燃え続ける小屋のまわりに人が集まります。
さきたま火祭り、広々とした敷地と古墳の丘が密集する地形をうまく活かしたとてもドラマチックな演出で楽しかったです。
こんな火をつかうお祭り、都心ではとてもできないでしょうね。
さて、すっかり堪能したので家路につくことにします。
帰りのルートは現地から約17km先の東松山駅まで行き、そこから電車で帰宅することにしました。
やはり電車が使えると帰り道の心配がなくていいですね。いなか道の夜はちょっと怖いですからね。
ふと見ると、サイコンの距離計が1,900kmを突破していました。
2,000kmまであともう少し!
そして、小一時間ばかり走って東松山駅に到着。
せっかく東松山にきたら、やはり「ひびき」で一杯は欠かせませんね。
「ひびき」本店はどうやら21:30ラストオーダー。タッチの差で入ることができませんでしたが、近くに「ひびきプラス」というバータイプのお店があったのでそちらに入ります。
じゅるる!
帰りはゴキゲン輪行です。
今日は本当に楽しかった!
火祭りを教えてくれたラジオの方、ありがとう!
車以外では来るのがちょっと困難な、まさに地元民のためのおまつりという感じでしたが、それゆえにこそ、なかなか珍しいものが見れました。
また来年も来たいですね。
■本日の走行記録
・走行距離 58.56km
・走行時間 3時間20分
・最高速度 40.7km/h
・平均速度 17.4km/h
・累積走行距離 1911.1km