荒サイ遡上～偶然たどり着いた思い出の地

先日は荒川サイクリングロードを河口方面へ下ったので、今度はさかのぼってみることにしました。

荒川右岸の土手コースをすすんで、治水橋（じすいはし）から左岸へ渡ります。

いやぁ、いい天気ですねぇ。

国道16号のあたりから荒川の中洲へコースをとらなければいけなかったのですが、そのまま土手を進んでいたらいつのまにか川からだいぶ離れてしまっていることに気づきました。
西貝塚というところにある小さな祠のベンチで一休みしていると、この辺を散歩コースにしているらしいおっちゃんが来て、「あの向こう側は遺跡の発掘してたんだけどねー、今やってないんだよ」などといろいろ教えてくれました。

遠くに見える入間大橋を渡って、荒川サイクリングロードに復帰します。

その前に、道すがらにみつけた「そうま」といううどん屋さんで遅めのお昼を。

野菜てんぷらざるうどんです。

ものすごくコシがあってツルツルのうどんは食べ応えあり。天ぷらも大振りでジューシーな野菜が使われており、とてもおいしゅうございました。

軽く済ませるつもりが、すっかり腹いっぱいになってしまいました。

さて、入間大橋を渡った先には、森林公園自転車道があります。ここの道をひたすら北上すれば、いつか森林公園にたどりつける、ということなのでしょう。

今の私にはとても無理そうですね。

さらに30分ほどすすんだところで、今日の目的地、桶川の城山公園に到着しました。

特にこの公園に用があったわけではないのですが、折り返し地点として丁度よさそうだったので。

緑豊かな公園で、テントを張ってピクニックをする家族連れが沢山集まっていました。私はそれを遠くで眺めつつ、ゼエハアいいながら汗だくの体を拭います。
何が楽しくてこんなことやってるんでしょうね。自分でもよくわかりませんが。

もう日も暮れかけていたので、あまり長居をせずにさっさと家路につきます。

自転車道からちょっと脇道に入ったところに、ホンダの飛行場がありました。

そういえば、昔友達と一緒にスカイダイビングをしたことがあったのですが、それがたしか桶川あたりの河川敷であったのを思い出しました。たぶん、当時飛びにきたのがここだったのでしょう。偶然ではありましたが、何年もの時を越えて、全く違う形でその場に訪れてみるというのは何だか不思議な気がします。しかしまさか自転車で来ることになろうとは、当時の私には想像もつきませんでしたね。

さらに先を急ぎます。

気がついたら、累積走行距離が300kmを超えていました。

帰り道は基本的に同じ道を戻ります。行きの際に間違えた、中洲のサイクリングロードもこんどは間違えずに通ることができました。

国道16号の通る上江橋（かみごうはし）の向こうは見事な夕焼けが。通りすがりの自転車乗りさんを勝手にモデルにさせてもらいました。

さて、日が暮れてからがちょっと大変です。
相変わらず河川敷のサイクリングロードを進むのですが、暗くなると小さな虫が大量発生！ライトに引き寄せられるのか、自転車を進ませると目といわず体といわずビシビシぶつかってきます。というか、降ってきます。
まるで吹雪の中を進むかのごとき凄まじさですが、降ってくるのは虫ですからおぞましいことこの上なし。
普段は半分口をあけながら漕ぐことが多いのですが、こんな中で口を開けていたら大変なことになりますので、口をキュッと結んでひたすらこの嵐の中を掻き分け掻き分け進みます。

サイクリングロードは基本的に照明がないので、ライトがないと真っ暗になります。ろくに標識やコース表示がないところも多いので、私がフラフラ走っていると、通りがかりのオジさんが「そこまっすぐ行って、二つ目を曲がればいいよ」と親切に教えてくれます。
暗闇の中、ちょっと不安になってきたところで大変助かりました。

こうしてどうにかこうにか、無事帰宅することができました。
今回のサイクリングは初の50km超えです。行こうと思えばもう少し進むこともできそうでしたが、手だの腰だの首だのとあちこちが痛みだしてきたので、まあ今の自分ではこれくらいの距離までにしとくのがよさそうですね。

疲れました。

■本日の走行記録
・走行距離　　　52.27km
・走行時間　　　2時間41分
・平均速度　　　19.4km/h
・最高速度　　　38.0km/h
・累積走行距離　335.2km