道具について(その2)ダブルロックで防犯対策
その2.カギ
カギの選択は迷わしいものです。
盗難に遭うことだけはさけたいので、重くて丈夫なものであればそれにこしたことはないのですが、大きなものになると自重だけで1kgにもなるものもあり、こうなると自転車に取り付けるにしても担ぐにしてもかなりの負担になります。
防犯性能と軽さは基本的にトレードオフの関係にあるわけです。
私の場合、自転車の用途は趣味サイクリングのみですので、自宅以外の駅前や出先の駐輪場に長時間停めておくことはほとんど考えられません。自転車はマイナーなメーカーのものですし、何十万もするようなロードバイクとは転売価値も比べものになりませんので、あまり大げさなカギをつけるのも無駄になりがちです。したがってカギの大きさについては軽さや取り回しやすさのほうを優先することにしました。
とはいえ、新しいピカピカの派手な自転車は目につきやすいので、チェーン式のロックに加えより破壊しにくいU字ロックタイプのものを合わせて、ダブルロックとすることにしました。
購入したのは以下の2点です。
・タイオガ バレル チェーンロック(ワイズロードで\1,600)
・PALMY アルミシャックルロック(AMAZONで\1,000)
コンビニへの立ち寄りなど、おおむね10分程度の駐車の場合はチェーンロックだけ、それ以上自転車から離れるときはシャックルロックをあわせてかけるようにしています。
どちらも300g前後の軽量なものなので、持ち運んでもほとんど負担になりません。
チェーンロックは120cmの長さがあり、いわゆる「地球ロック」にも十分対応できます。
ダイヤル式のためキーをいちいち取り出すことなく、サッとロックすることが可能なので、「ちょい停め」にも便利です。
走行時は、シートポストにこんな風にぐるぐる巻きにしています。ペダリングの際、少し足に触れますが特に問題はありません。
よくあるコイル状に巻かれたワイヤータイプのロックは、ブラケットなどを使用して車体に取り付けられるようになっているものも多いのですが、コイル状に癖がついているため、意外と硬くて取り回ししにくいと感じたため、候補から外しました。
チェーンは軽くて柔軟なので、上の写真のように車体に巻くなど自由度が高いです。
また、ニッパーなどの軽工具に対する耐久性も、ワイヤータイプよりチェーンタイプのほうが優れているようです。
U字ロックは、主に前輪とフレームをつなぐようにかけます。全面にエラストマーが貼られているので、車体を傷つけにくいのが気の利いたところです。
いずれにしろ、ボルトクリッパーのような本格的な工具を用意したプロの窃盗団の手にかかれば、これらの防犯装備もほとんど意味をなさないものと思います。
↓購入許可制にしてほしい
しかしいたずら・拝借ドロの類を防ぐには、これらのカギで十分ではないか、と考えています。
(まだ乗り回して1ヶ月も経っていないのでわかりませんけど…)
ともかく、カギをかけるだけでなく、駅前や人目につかない駐輪場に長時間停車しないなど、不用意な駐輪をしないよう心がけることが防犯の第一歩と思われます。
私にとってはとても高いオモチャですので、どうか盗まれませんように…